
メンバーだった伊藤千晃が“できちゃった結婚”してグループを脱退した6人組グループ、AAAの東京ドーム公演が9月13、14日に開催された。事件にはならなかったが、13日公演では異臭騒ぎが発生。テレビ、一般紙の社会部記者が取材をする事態になったという。13日公演の異臭騒ぎについて、AAAの公式サイトでは14日、以下の謝罪文が掲載された。
「2階スタンドの一部で、異臭を感じられるお客様がおりました。原因は特殊効果の使用後の臭いが、2階スタンドの一部に届いてしまった事が原因です。不快な思いをされたお客様、不安な思いをされたお客様には深くお詫び申し上げます。以後、このような事がないように、スタッフ一同、万全の体制でコンサートに挑ませて頂きますので、引き続き、AAAの応援をよろしくお願い致します」
ケガ人や病人は出なかったもようで「ワイドショーやスポーツ紙、週刊誌はほとんど動きませんでした」(ワイドショー関係者)
だが、異臭騒ぎは事件になりかねないため、事件取材を担当するテレビと一般紙の社会部記者が水面下で所轄の警察署や消防署に問い合わせるなど動いたという。
「公式サイトでは触れられなかったが、ファイヤーボールやフレイムボールと呼ばれる特殊効果が異臭の原因のようです。火の玉が燃え上がり煙が出る特殊効果。そのファイヤーボールのガスのにおいが東京ドームの空調によって拡散したみたいです。2階スタンドの一部ファンは一時、客席から離れ、騒然となったと聞きます」(社会部記者)
ファイヤーボールの使用は、所轄の消防署への届け出が必要な場合がある。
「AAAの所属事務所は所轄の消防署へ届け出を提出していたそうで、ファイヤーボールのガスのにおい拡散も、届け出の範囲内ではあったようです。消防法にも抵触しないので問題はないといえます」(同)
とはいえ、東京ドームでは去年9月、歌手・福山雅治のライブで発射されたテープが、女性スタッフの右目を直撃し、眼球破裂の大ケガを負った事故が起きている。
「なので、AAAの事務所も焦ったようです」(前出ワイドショー関係者)
今回は事なきを得て14日公演も開催されたが、音楽ライブを主催するアーティスト、所属事務所、レコード会社など関係者は引き続き十分な注意が求められる。
(文=編集部)