このほかパチンコ・パチスロメーカーは、「海物語」シリーズが中高年に人気の三洋物産、人気アイドルグループAKB48の利権をもつ京楽産業、「宇宙戦艦ヤマト」がヒットした中堅の藤商事などがある。藤商事の下落率は23%。10月2日終値は1215円。

 周辺機器メーカーではホール向けコンピュータシステムの最大手、ダイコク電機が知られている。ダイコク電機の下げは20%となった。10月2日の終値は1716円だ。

パチンコ参加人口は1000万人の大台を割る

 公益財団法人日本生産性本部がまとめた「レジャー白書2017」によると、2016年(暦年)のパチンコの参加人口は940万人(前年比130万人減)、市場規模は21兆6260億円(同1兆6030億円減)。参加人口、市場規模ともに大幅に減少した。

 参加人口は1980年代から95年まで、2800万~2900万人で推移。「パチンコファンは3000万人」と呼ばれた時期だが、それ以降は減少に転じる。98年に2000万人、07年に1500万人という節目を割り込んだ。16年の参加人口は13年以来、3年振りに1000万人を下回り、過去20年の調査で最低を更新した。

 パチンコ・パチスロ業界は、90年代の連チャン機や2000年代前半の爆烈機ブームと規制強化のいたちごっこを続けている。監督官庁である警察のサジ加減で、業績が大きく左右される。

 来年2月に実施される出玉規制強化で参加人口、市場規模ともに激減することは間違いない。そのため各社とも多角化に取り組んでいるが、パチンコ・パチスロの専業メーカー、周辺機器メーカーやパチンコ・パチスロホールの淘汰は避けられないだろう。
(文=編集部)

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