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夜中3時に家の火災警報器が鳴り響き…なぜ誤作動が多発?意外な原因と防止策

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誤作動の原因はたばこ、水蒸気、殺虫剤…


――実は、貴社を取材するきっかけは、自宅の火災警報器誤作動を起こして夜中に目を覚ましたことです。誤作動については貴社だけでなく他社の製品も同様ですが、なぜ起きるのでしょうか。

小善 このたびは、ご迷惑をおかけしてしまい申し訳なく思います。ご指摘の通り、誤作動は当社だけではなく他社でも発生しています。当社の住宅用火災警報器は「けむりの見張り番」と「ねつの見張り番」というシリーズで販売しています。

「ねつの見張り番」の誤作動は、北海道のトタン屋根の住居で屋根の温度が65℃になった際の1例だけです。問題は「けむりの見張り番」のほうで、感知の度合いが高いために誤作動が少なからずあります。原因は、たばこや焼肉の煙、夜間の水蒸気、殺虫剤などです。

 防止策としては、火災警報器をこまめに掃除することです。中には蜘蛛の巣が張っていたり小さい虫の死骸が入っていたりしますから。半年に一回は掃除によるメンテナンスを心がけてください。

――火災警報器は、改正消防法によって家庭への設置が義務化されました。

小善 おかげさまで、約5500万台の販売実績があります。私は現場主義なので、自ら家電量販店の店頭に立って売ったこともあります。店員の方から「声が小さい」と叱られたのは、いい思い出です。

 技術開発によって他社より大幅に安価で提供できたこともあり、非常に好評でした。設置から10年後に交換時期をお知らせするサポートサービスもついています。このような差別化によって、火災警報器の業界に旋風を巻き起こしたと自負しております。

――改正消防法の施行から10年以上がたった現在は、いかがですか。

小善 ここ2~3年は売れ行きが伸び悩んでいます。これは、当社だけでなく他社も同様です。そこで、販路を家電量販店だけでなくゼネコンやハウスメーカーにも拡大しようと、自ら営業を行いました。

 自信はあったのですが、口を揃えて「安価で良い製品なのは理解しますが、昔からの取引先を私の代で変更することはできない」と言われ、販路拡大を断念しました。家電量販店でも、以前は目立つ場所で販売できたのですが、今や隅っこに追いやられています。

 現在、家電量販店での当社のシェアは50%。残り50%を持つ他社は住宅部門を持っていることが強みです。当社は家電量販店頼みだったため、「この事業をこれ以上続けていくのは難しい」と判断して撤退することを決断しました。しかし、保守・サポート業務は今後も続けていきます。

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