7月、俳優・渡辺謙が自らの不倫について謝罪会見を開き、妻の女優・南果歩との夫婦関係の修復を望んでいる発言をしていたが、最近では離婚の報道も出始めている。
南は昨年3月に乳がんの手術を受けたばかりだが、精力的に仕事をこなしており、渡辺の謝罪会見直前の7月4日には、主演ドラマ『定年女子』(NHK BS プレミアム)の製作発表会見にも登場して、「ちょっと心身ともに疲れて、落ち込んでいた時期にこういう作品に巡り会えたのも、神様が引き合わせてくれた素晴らしいご縁」と意味深なコメント。渡辺の不倫について話すことはなく終始、笑顔で務めた。スポーツ紙関係者は言う。
「南さんの冷静で大人な対応から、マスコミ陣の間では『大物俳優の妻だけあって器が大きい』『お互い50過ぎた夫婦だから、愛人の1人や2人承知済みなんだろう』『愛人の存在は南さんも知っていた』などという話まで聞かれました。実際にそう報じていたところもあるくらいでしたから」
しかし、こうした見方は、今月1日に都内で開催された『15周年ピンクリボンシンポジウム』での南の発言で覆されたという。
「南さんは今年の春に精神的疾患を患っていたことを告白したのです。精神的ダメージが大きかったという話や、『定年女子』の出演も一度は断ったことを明かして、『この人たちを信じられなければ、一生、人を信じられなくなる』と、どうとらえても謙さんへの恨み節にしか聞こえないコメントを繰り返したのです。時折、涙を浮かべているようにも見えました。謙さんの不倫が報じられた時、世間から大きな反感を買ったのは、南さんが乳がんで闘病している間に不倫をしていたということです。多くのメディアがこれを報じれば、謙さんのイメージには傷がつくのは必至なので、それを理解した上でこうした発言を行ったということは、南さんが謙さんのことを許してはいないということです。本当に離婚は近いようです」
しかし、離婚したところで南にとっては何も良いことがないと解説するのは、テレビ局関係者だ。
「実際、仕事で海外生活も多い渡辺さんと南さんは、夫婦といってもほとんど別居しているようなもので、その実態は一般的な夫婦の在り方とはかけ離れています。離婚したところで、世間が考えるほど生活は変わりません。今後も女優業を続ける南さんにとって、渡辺謙の妻であることは大きいですし、別れて得することは何ひとつありません。離婚に至るとすれば、渡辺さん側の強い希望でしょう。日本の自宅には、南さんの母親と姉も同居しており、ロサンゼルスにも2人の自宅があるとはいえ、日本での仕事が多忙な南さんは日本にいることが多い。一方、謙さんにとっては、既婚者というだけで女性とは自由に付き合えない。謙さんは不倫報道後も、いまだにその相手としばしば会っているともいわれており、謙さんのなかではすでに離婚の決心はついているようです。出演する来年のNHK大河ドラマがクランクアップする来年秋頃にも、離婚が発表されるというのは業界内では既定路線だとみられています」
“世界の渡辺”の身辺整理は、いつになったらつくのだろうか。
(文=編集部)