NEW

野球に陸上、卓球にe-sportsも?複合型プロスポーツ運営企業になりつつあるDeNA

【この記事のキーワード】

, , , ,

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「たしかに小さくない赤字を定常的に抱えている状況でしたが、徹底したマーケティングとその結果に基づく施策を繰り返し、お客様の数を増やしてきたこと、球団、球場というソフトとハードの一体経営の実現とそれに伴う施策を進めてきたからだと思います。

 プロスポーツの世界で多く起きている、スポンサー企業や保有会社の業績などにチームの存在が左右されてしまう状況に対する強い意識がありました。やるからには、そういったものに影響されることなく、自立運営できる体制を整えようというビジョンを当初から持っていたことも関係していると考えています」

 経営状態とあわせて、2年連続でクライマックスシリーズへ進出するなど、横浜DeNAベイスターズはチーム成績も上昇中。このノウハウや経験値があれば、報道があったTリーグへ実際に参加しても好チームを築くこともできそうだ。

「まだ具体的に決まっていることはありませんが、いろいろとお話をさせていただいているのは事実です。日本の卓球は国際的なレベルも上がっていますし、老若男女が楽しめる競技であり、テレビ中継にも向いているという印象を持っています。

 また野球や陸上、卓球に限らずいわゆる観戦型スポーツ、参加型スポーツの両方でさまざまな検討を行っています。具体的にはまだこれからですがe-sportsについても、本来の私たちの得意領域との相性は良いと思っており、法整備や業界の動きなどを見つつ、前向きに考えて行きたいと思っています」

 今やあらゆるネットサービスに携わるDeNAだが、「Yahoo!モバゲー」を筆頭にやはりアプリゲームの印象は強い。欧米各国と比較すると、日本はe-sportsの分野でやや出遅れた感もあるが、DeNAが本格的に乗り出すのであれば、面白くなりそう。

 最後に、11年に横浜DeNAベイスターズの誕生以来精力的に動き続けるDeNAが、プロスポーツ事業にどんな魅力や意義を感じるのか、訊ねてみた。

「私たちはインターネット上でのサービス提供を生業としてきました。当然、お客様がたからの反応はデジタルで戻ってきますが、プロスポーツですと試合や大会でお客様、ファンの方々の反応を肌で感じることができます。どちらが優位ということではありませんが、お客様の『喜び』や興奮を直に見られることは本業にとってもプラスだと感じています。

 先ほども触れたように、プロスポーツを保有企業やスポンサーの隆盛に影響を受けない存在にすることが大変重要です。自立運営を可能とする状態に、ITなどの知見を活用しながら挑戦できるということは企業としても有益ですし、プロを目指し懸命に取り組んでいるアスリートの将来にとってもよりよい環境を整えることにつながると考えています。未来の才能に関わることができる点に、大きな意義と責任を感じています」
(文・構成=編集部)

野球に陸上、卓球にe-sportsも?複合型プロスポーツ運営企業になりつつあるDeNA のページです。ビジネスジャーナルは、エンタメ、DeNADMM.come-sportsTリーグ横浜DeNAベイスターズの最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!

Ranking
  • エンタメ
  • ビジネス
  • 総合
BJ おすすめ記事