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知られざる芸能事務所とタレントの契約に国がメス…AV出演強要や詐欺商法も

文=深笛義也/ライター
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「1953年に、松竹、東宝、大映、新東宝、東映という当時の大手映画会社が『五社協定』に調印しました。当時は、芸能事務所ではなく映画会社がタレントを抱えていました。

 五社協定は各社専属の監督や俳優の引き抜きを禁止するとともに、『所属していた会社を辞めてフリーになった俳優はどこも使わない』という内容で、山本富士子や田宮二郎が犠牲になっています。つまり、芸事の“干される問題”は60年以上前からあるわけで、1年や2年で是正されるような問題ではありません。

 しかしながら、今はテレビ局も事務所とタレントの不当契約などについて、情報番組などで取り上げるようになっています。たったこれだけでも、10年前には考えられなかった流れです。一足飛びに一気にクリーンな契約に変わるのは難しいと思いますが、時間をかけて少しずつ是正していきたいと思っています。そういう意味では、10年や20年かかるような取り組みだと思っています」(望月氏)

 芸能界の裾野が広がった今、タレントの権利が正当に守られることは日本の文化の発展にとって必須だ。世論を盛り上げて、公取委を動かしていくことが重要だろう。
(文=深笛義也/ライター)

※ERAは12月13日(水)にイベントを開催する。詳細は【12/13 ERA主催:第1回シンポジウム開催決定】「芸能界の光と闇(仮)」より

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