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都民ファ「自宅禁煙」条例が波紋…過剰なタバコ・バッシングに喫煙擁護派が反論

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タバコを100円値上げして完全密閉の喫煙所設置

 タバコはどうしても悪い面ばかりが取り上げられ、叩かれる運命にあるのかもしれない。それでは、タバコを吸うことによるメリットはあるのか。

「ひとつ目は、やはりリラックスできるという点です。これは、タバコを吸う行為自体はもちろん、タバコを吸うことができる余裕が、時間的にも精神的にもあるということですから、それに起因するところもあると思います。

 もうひとつは、頭がしゃっきりして気分転換になるという点です。これは、ニコチンの覚醒効果によるものです。喫煙者にとっては、仕事の合間に吸うとことで、頭のスイッチの切り替えにもなっていると思います。

 タバコを通じたコミュニケーションもメリットのひとつです。喫煙所での交流というのは、身分の垣根を越えたものですから、タバコをきっかけに仲よくなったり、仕事が円滑に進むようになることもあるでしょう。

 また、昔でいうとパイプやキセルに葉巻、こだわりのブランドやラベルなど、喫煙というのは趣味嗜好の世界でした。タバコには、そういった文化的な側面もあると思います」(同)

 このように、喫煙が「百害あって一利なし」という意見を否定する。さらに、「医学的な見地から、ニコチンが統合失調症の症状を緩和させる効果がある」(医学博士の葦原祐樹氏)との主張もある。

 だが、こういったタバコのプラス面は、実際に吸ってみないとわからない部分が多く、なかなか目を向けてもらいにくい。そのため、今後も喫煙者の肩身は狭くなっていくだろう。そんななかで、喫煙者ができることは何かあるだろうか。

「今は、非喫煙者が約8割と大多数を占めていますから、そのなかでいかに迷惑をかけないように吸うかというのが重要になってくると思います。ポイ捨てしない、吸ってはいけないところでは吸わないといったマナーを守り、なんとか落としどころを探っていきたいですね。迷惑さえかけなければ、非喫煙者の人も受け入れてくれるでしょう。

 ただ、マナーを守ろうにも、吸う場所があまりになさすぎるという問題があります。そこで、これは提言なのですが、屋内を全面禁煙にするのではなく、完全密閉で副流煙が外に出ないような喫煙室をつくっていただきたい。ただ、それには財源が要りますよね。本来であれば、年間2兆1000億円もあるタバコ税を使っていただきたいところです。しかし、こんな状況ですから、それに関しては譲歩して、完全密閉の喫煙所設置のための使途目的税としてタバコを100円値上げする。こうすれば、空気が汚されないわけですから、非喫煙者も納得してくれるのではないでしょうか」(同)

 タバコが法律で禁止されていない嗜好品である以上、本来、喫煙することは問題がないはずだ。それにもかかわらず、東京都の条例のように、喫煙者をシャットアウトするような政策がとられていることは、議論を呼びそうだ。
(文=中西俊晶/A4studio)

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