
ついに、あの“飯島さん”が現れた――。
13日に行われたアート展のレセプションに、元SMAPの香取慎吾がジャニーズ事務所退所後、初めて公の場に登場したのだが、それ以上に話題になったのが元SMAPチーフマネージャーで、元SMAPのジャニーズ退所組が所属する新事務所「CULEN(カレン)」代表の飯島三智氏だった。
「この日のイベントが行われる前から『飯島さんが来るようだ』とマスコミ関係者の間では話題になっていたんです。各テレビ局ももちろんクルーを出して香取と飯島さんの取材に向かったのですが、放送については取材前から『オンエアは難しいだろう』と現場の報道陣の間では囁かれていました。本音ではどこのテレビ局も放送したくてたまらないでしょうけど、ヘタにジャニーズを刺激しては大変なことになりますからね」(テレビ局関係者)
飯島氏はイベント終了後にスポーツ紙などの取材に応じ、新事務所の立ち位置について「モノをつくったり、テレビに出たりするときの窓口になるビジネスパートナーという存在だとお考えください。かなり何年も一緒にやってますから」と力説。かつて“SMAPの母”として君臨した自信をのぞかせた。
これまでジャニーズが手を付けなかったSNSを活用しつつ、どこかで“SMAP感”を残した展開で新勢力となっている香取、草なぎ剛、稲垣吾郎の3人。これに対して、「今一番焦っているのがジャニーズですよ」と語るのは、ある芸能事務所関係者だ。
「マスコミ関係者たちの間では、飯島さんについて『いろいろあるけど、やっぱりやり手だなあ』というのが共通認識となっています。ジャニーズを退所していきなりファンクラブ開設や生放送のインターネット番組『72時間ホンネテレビ』(AbemaTV)の出演を発表するなど、スリリング感がハンパではない。これをやられるとジャニーズがいかにも“旧態然”に見えてきてしまい、木村拓哉がまた映画主演というニュースも、どこか目新しさが感じられなくなってしまいます」
実際にジャニーズは表向きCULENについて言及していないものの、実際はかなり意識しているという。
「問い合わせに来る各マスコミのジャニ担から飯島さんの情報を集めていますね」(同)
一方、飯島氏率いる「新しい地図」は、勢いを増しているようだ。これから飯島氏を慕って続々と“援軍”がかけつけている最中だという。
「CULENにはこれまでSMAPと仕事をしてきたテレビマンや放送作家が、裏で参加しているんです。最近ではフジテレビのSMAP担当だった人物もCULEN入りしたり、同じくSMAPの仕事を手がけてきた人気放送作家などが飯島さんの手腕のもと、次々と加わるというのです。やはり一介の事務所員からSMAPを国民的スターに育て上げた飯島さんの手腕はとてつもなく、本当にジャニーズはうかうかしていられないでしょうね」(同)
飯島氏の“表舞台”登場で、本格的に「SMAP後」がスタートしたようだ。
(文=編集部)