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『陸王』、熱愛報道の竹内涼真&主演映画大コケの山崎賢人「頼り」に疑問

文=絢友ヨシカ/ライター
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1710_rikuoh550.jpgドラマ『陸王』公式サイトより

 役所広司が主演を務める連続テレビドラマ『陸王』(TBS系)が15日に初回放送を迎え、平均視聴率14.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。

『半沢直樹』や『下町ロケット』(共にTBS系)など、男たちの下剋上ドラマがヒットしている池井戸潤の小説を原作としており、今回も同じ系統のドラマのようだ。また、出演陣には今をトキメク若手俳優・竹内涼真や山崎賢人、和田正人らが出演。ドラマ出演にあたり、青山学院大学を箱根駅伝3年連続優勝に導いた原晋監督から、本格的に指導を受けマラソンに取り組んでいることが報道されるなど、放送前から大きな注目を浴びていた。

 さらに今クールは、根強い人気を誇っている『ドクターX~外科医・大門未知子』シリーズがあるため初回が放送された新ドラマのうち2位に終わってしまったが、視聴率14.7%というと、前クールで1位だった『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~』の全平均視聴率14.6%を超える奮闘ぶりだった。

 老舗足袋業者「こはぜ屋」が資金繰りに苦労しているところに、銀行融資を担当している坂本太郎(風間俊介)から新事業を考えてみないか? という提案をされるところから物語はスタート。四代目社長・宮沢紘一(役所広司)は娘・宮沢茜(上白石萌音)から頼まれたスニーカーを買いにいった先で、偶然目にした五本指のスニーカーからヒントを得て“足袋でつくるランニングシューズ”の開発をすることを決意する。

 初回は2時間スペシャルではあったが、最初から最後まで内容は充実。竹内涼真演じる茂木裕人がケガによってマラソンを離脱するシーンや、「こはぜ屋」の経営不振で銀行支店へ左遷されてしまった坂本営業担当(風間俊介)と役所演じる、こはぜ屋・宮沢社長の絆など、ところどころに涙腺がゆるくなるシーンもあり、ぐっと胸を掴まれる展開となっていた。

 ただ、放送前から注目を浴びていた竹内、佐野岳、和田正人の出演時間はほとんどなく、制作側の過剰なまでのイケメン推しが気になるところ。かろうじで、四代目社長の息子・宮沢大地として出演している山崎賢人だけはけっこう映ってはいたが、番宣で必要以上にイケメン推しをされていたため、なんだか肩透かしをくらったような感じだ。

 同作の主人公となる役所はTBSの連続テレビドラマの主演は15年ぶり、出演している俳優陣も大物揃い、ドラマの内容も熱く申し分ない出来なのに、なんでもかんでも“イケメン俳優”に頼るというのはいかがなものか? そのイケメン俳優たちにしっかりと実力が備わっているのであれば問題がないが、所詮はまだ青二才。

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