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夏帆「崩壊」でネット騒然の『監獄のお姫さま』、ガチで謎が深まり超面白くなってきた!

文=吉川織部/ドラマウォッチャー
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 これをテレビで知ったしのぶは動揺し、「私だまされてるのかな」とつぶやく。続いて壊れたような笑顔になり、「会ったことない女の人に死ねとか殺すとか考えます? 考えない考えない」とヘラヘラ笑い出す。そして、「捨てられたんだ私。やっぱそうか」と笑い泣きし始めた。このシーンでの夏帆の演技は真に迫るものであり、間違いなく第3話のMVPと言ってよい。しのぶはなおも泣きじゃくりながら「私殺してないし、殺してくれって頼んだ覚えもないんです」と言葉を続けた。

 しのぶの主張が正しいなら、当初からカヨたちが信じる通り、事件の真相は「吾郎がしのぶに濡れ衣を着せた」ということになるが、「覚えがない」という彼女の発言が何か引っかかる。しのぶが無意識のうちに自らの記憶を改ざんしているのではないかという疑惑が残ってしまうのだ。真相が明かされたようでいて、その実「双方の主張とも本当なのか」と視聴者の猜疑心を高めるような展開となっており、今後のストーリーにも期待が持てる。第3話でも寒い演出や尺を無駄に使う場面などが目立ったが、本筋に目鼻が付いてきたため今回はそれらへのツッコミは省略したい。

 ラストではしのぶが妊娠していたことが明かされたが、様々な要素を総合すると初回で誘拐された吾郎の息子・勇介(前田虎徹)がしのぶの産んだ子である可能性が高い。もしそうだとすると、どんないきさつがあるのか、なぜ晴海は自分の産んだ子でもないのにあれほどにまで溺愛するのかなど謎がさらに深まる。次週以降、さらに視聴者を幻惑するような展開を期待したい。
(文=吉川織部/ドラマウォッチャー)

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