
ビジネスパーソンの相棒といえば、最有力はコーヒーだろう。NTTコム リサーチの「コーヒーとタバコとの相関関係に関する調査結果」によれば、20歳以上の男女約1000名を対象にした調査では、コーヒーを飲む頻度は1日当たり「約1杯」が22.9%、「約2杯」が23.5%だったというが、属性を絞り込み、会社勤めの男女だけを対象にすれば、もっと増えるのではないだろうか。
オフィスにコーヒーマシンがあった頃は仕事中も好きなだけ飲めたものだが、最近はそういう会社も減っているらしい。来客用しか認められなかったり有料マシンに取って代わられたりと、なかなか厳しい時代になった。
モーニングコーヒー、ランチ後のコーヒー、外回りや待ち合わせの時間つぶしコーヒーと、一日中何かとお世話になるこの飲み物について、コストを抑える方法を考えた。
プリペイドカードでドリンク10%割引も
最近、独自のプリペイドカードに特典を設けるコーヒーチェーンが増えている。毎日決まって通っている店があるなら、検討してもいいだろう。
プロントでは、楽天ポイントカードと電子マネーの楽天Edyを搭載したメンバーズカード「プロン党Edy-楽天ポイントカード」で支払えばドリンクが10%引きになる。楽天スーパーポイントも貯まり、会計時の提示だけでもポイント2倍、楽天Edyの支払いで3倍になる。さらに、毎月20日と30日はポイントがアップする。楽天Edyは使えるシーンが多いので、つくっておいて損はない。
タリーズコーヒーでは、独自のプリペイドカード「タリーズカード」(1000円単位で入金可)で支払うと1杯10円引きになる。カフェ・ド・クリエもプリペイドカード(1000円単位で入金可)での支払いなら5%引きだ。
割引はないがポイントが貯まるのは、「ドトール バリューカード」。ドトールコーヒーショップ、エクセルシオール カフェ、カフェ レクセル、ル カフェ ドトールで使うことができ、チャージ時と購入時にポイントがつく。
2000円以上のチャージで金額の5%が、商品購入時には100円ごとに1ポイントが貯まる。チャージで付与されるポイントにはランクがあり、年間2万円以上の購入で7%、5万円以上なら10%にアップする。
ところで、年間5万円以上というのはどのくらいのハードルなのか。検証すると、ドトールでブレンドコーヒーのSサイズを飲むとして、220円(税込み、以下同)×228杯が必要になる。月にならすと19杯。毎朝の通勤時に1杯ずつ飲めば達成できる数字だ。
スタバ、サンマルクで使えるおトク術
ファンが多いスターバックス コーヒーにもプリペイドのカードシステムはある。「スターバックス カード」(1000円から入金可)あるいはモバイル版を入手し、ウェブで会員登録すると「スターバックス リワード」というプログラムを利用できるようになる。
同プログラムでは、50円の支払いにつき「Star」がひとつ集まり、「Star」の数に応じて商品と引き換え可能な「Reward eTicket」を発行することができる。ただし、手順が少々複雑だ。
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