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山田修「間違いだらけのビジネス戦略」

【日馬富士暴行】白鵬と横審は大相撲を侮辱、「正しい貴乃花親方」への批判は間違い

文=山田修/ビジネス評論家、経営コンサルタント

 これは、私に言わせればまことに白々しい言い草である。事件は、いわゆるモンゴル力士会なる親睦会の酒席で起きた。平素はこの会に距離を置いていた貴ノ岩に対して、他のモンゴル力士たちは含むところがあり、白鵬がお説教を垂れ出したとも報じられている。もし仮にこれが事実であれば、お互いに独立競技者としてあるべき者を抱き込もうとしたことにほかならない。

 そして、その説教中に鳴ったスマートフォンに貴ノ岩が反応したことに激怒した日馬富士が、ひどい暴行を加えてしまったという。白鵬は止めに入ったともされるが、この事件構図において、白鵬は立場的にその酒席のトップだったということは、重要な点だ。

 白鵬は今場所14日目の関脇・嘉風との一戦で敗退するや、審判員に抗議をするなど横綱らしからぬ醜態をさらした。大相撲の歴史上、こんなみっともないことをした横綱はいたのだろうか。

 大相撲には過去、実力はあるが大相撲の伝統、歴史、品格を理解していない横綱も散見された。稀勢の里が横綱に昇格したとき、あれほどまでに熱狂されたのは、多くの人が現在の大相撲に対して感じているところがあったのではないか。
(文=山田修/ビジネス評論家、経営コンサルタント)

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山田修/経営コンサルタント、MBA経営代表取締役

山田修/経営コンサルタント、MBA経営代表取締役

経営コンサルタント、MBA経営代表取締役。20年以上にわたり外資4社及び日系2社で社長を歴任。業態・規模にかかわらず、不調業績をすべて回復させ「企業再生経営者」と評される。実践的な経営戦略の立案指導が専門。「戦略カードとシナリオ・ライティング」で各自が戦略を創る「経営者ブートキャンプ第12期」が10月より開講。1949年生まれ。学習院大学修士。米国サンダーバードMBA、元同校准教授・日本同窓会長。法政大学博士課程(経営学)。国際経営戦略研究学会員。著書に 『本当に使える戦略の立て方 5つのステップ』、『本当に使える経営戦略・使えない経営戦略』(共にぱる出版)、『あなたの会社は部長がつぶす!』(フォレスト出版)、『MBA社長の実践 社会人勉強心得帖』(プレジデント社)、『MBA社長の「ロジカル・マネジメント」-私の方法』(講談社)ほか多数。
有限会社MBA経営 公式サイト
山田修の戦略ブログ

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