ビジネスジャーナル > エンタメニュース > 『民衆の敵』感情移入できない理由  > 2ページ目
NEW

視聴率5%目前の『民衆の敵』、本当にヒドい脚本でまったく感情移入できない

文=絢友ヨシカ/ライター
【この記事のキーワード】, ,

「ワタナベさん」

 一方で、藤堂誠演じる高橋一生の評判だけは上々だ。というよりも、藤堂が隠れ蓑的に名乗っている「ワタナベさん」人気が凄く、ボロアパートでスーツ姿からラフな姿になる彼を目当てに視聴している人がかなり多いようだ。今話では、同じく議員の兄から、探偵を使ってデリヘル嬢の莉子(今田美桜)と密会しているところを写真に撮られたせいで別れるはめになったのだが、その切ない表情に「胸が苦しい」「そんな顔して笑わないで」と悶える女性が続出。もはやドラマの続きよりも「ワタナベさんを主人公にした物語がみたい」という声の方が多いほどだ。

 高橋に関しては、前々から「演技派俳優なのにイケメン枠として使われていて酷い扱い」「ただのエロ要員になってしまってる…」と言われ、そもそもの設定に不満を訴える人が多くいたが、ここまで主人公の智子に魅力がなければ、今ドラマを見続けている人にとっては「ワタナベさん」と「藤堂誠」こそが真の主人公になっているのかもしれない。

 次回は、市長になった智子と犬崎の企みが激闘しそうな予告であったが、市長になったことでママ友でもあり政治ライターの平田和美(石田ゆり子)との仲に亀裂が入ってしまった。サポートを受けられなくなった今、どう乗り切っていくのだろうか。副市長をはじめ犬崎派に囲われてしまった智子がどう奮闘していくかが見物だ。
(文=絢友ヨシカ/ライター)

視聴率5%目前の『民衆の敵』、本当にヒドい脚本でまったく感情移入できないのページです。ビジネスジャーナルは、エンタメ、, , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!