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山崎将志「AIとノー残業時代の働き方」

仕事の悩みを抜け出す4つの方法…上司に褒められることを期待しない、問題を2分類する

文=山崎将志/ビジネスコンサルタント
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仕事の悩みを抜け出す4つの方法…上司に褒められることを期待しない、問題を2分類するの画像1「Thinkstock」より

仕事悩みは人間関係

 
 仕事でスランプに陥っている時は、あれこれと悩んだりするものです。その悩みの原因は、良く考えてみるとほとんどが対人関係の悩みだったりしませんか。たとえば、

・仕事で大きなミスをして上司にこっぴどく叱られて以来、どうも上司との関係がぎくしゃくしている
・部下がいつもそっけない返答しかしない。なんとなく嫌われているような気がする
・自分が担当するお客さんはいつも上から目線で、苦手意識がある

といった悩みは誰もが持つものです。そしてまた、

・仕事があまりうまくいっておらず、周りから仕事ができないと思われている
・人前で話すのが苦手で、自分の話はおもしろくないとみんな思っているに違いない

など、自分の能力そのものが問題であることは自分でわかっていながらも、他人からどう見られるかを悩んでしまう。こんな人もよく見かけます。

 実は多くの人にとって仕事の悩みのほとんどは、対人関係の悩みです。たとえば、アルバイト情報誌を発行する会社が2009年に行ったアンケートによれば、パートやアルバイトを辞める理由のトップが「店長や社員の人の雰囲気が悪いから」というものでした。「疲れる仕事だから」という理由や、「給料が安いから」という理由を抑えて、断トツのトップでした。プライベートなことまで話を広げれば、人間の悩みはすべて対人関係であるといっても過言ではありません。

 そこで今回は、どうしたら人間関係を円滑にして、悩みから開放されるのか。そんなことについて今日はお話していきます。

自分でなんとかできることと、そうでないことを分ける

 悩まないようにするために、まずやるべきことは、モノゴトを「自分ではどうしようもないこと」と、「自分でなんとかできること」、この2つに分けることです。自分ではどうしようもないこととは、たとえば会社が駅から遠いとか、上司のネクタイの柄が受け入れられないとか、そういうことです。そして、そのようなことは考えないようにすることです。

 一方の自分でなんとかできることについては、原因を特定して、それに対して問題解決を淡々と行う。こうするだけで、悩みはぐっと減るはずです。

 とても簡単なことのはずですが、多くの人は「自分ではなんともできないから受け入れるしかないこと」にくよくよ悩み、本当は解決できる問題なのに「どうしようもないこと」と自分で決めてしまい、同じ過ちを繰り返してしまいます。

山崎将志/ビジネスコンサルタント

山崎将志/ビジネスコンサルタント

ビジネスコンサルタント。1971年愛知県生まれ。1994年東京大学経済学部経営学科卒業。同年アクセンチュア入社。2003年独立。コンサルティング事業と並行して、数社のベンチャー事業開発・運営に携わる。主な著書に『残念な人の思考法』『残念な人の仕事の習慣』『社長のテスト』などがあり、累計発行部数は100万部を超える。

2016年よりNHKラジオ第2『ラジオ仕事学のすすめ』講師を務める。


最新刊は『儲かる仕組みの思考法』(日本実業出版社)

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