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かっぱ寿司、渾身の「1皿1貫50円」がお得度低く落胆…寿司が流れてこない

文=A4studio
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 では、「1皿1貫50円」を実施することは、かっぱ寿司にどういったメリットがあるのだろうか。

「単純に集客につながるということでしょう。1貫50円での提供は、回転寿司業界では初の試みとなるので話題性がありますし、1皿が通常の半分の価格なので、お客はより食べやすく感じるはずです。一方、提供する皿の数が倍になる可能性があるため、提供時や皿洗いなどの手間がかかり、通常より店側に負担がかかってしまうことが懸念されます。ただ、そういったデメリットがどれほど影響を及ぼすかを測るためのトライアルという意味もありそうですね」(同)

 提供される皿はデザインが異なるだけで従来の皿と形状やサイズは同じ。店側の負担が増える可能性は確かに高そうだ。

 話題性があるとはいえ、「食べ放題」ほどのインパクトには欠ける「1皿1貫50円」は、かっぱ寿司の経営不振の打開策となり得るのだろうか。

「お客にとってお得度はないので、大きな効果が出るとは言い難いでしょう。しかし、女性客を中心に1貫だけ食べたいというニーズも確実にあるので、やってみる価値は十分あると思います」(同)

 可能性は未知数といったところだろうか。さらに、キャンペーンの現況を確かめるべく実施店舗へ実際に足を運んでみた。

いつも5種類ほどの記者が13種類を堪能

「1皿1貫50円」を実施している店舗は関東圏の9店舗となっている(12月15日現在)。今回は東京都で唯一の実施店である「アクロスプラザ若葉台店」へ。店の入り口には「店舗限定 もっと手軽に一皿一貫50円+税はじめました。」と、今企画を宣伝するのぼりが立てられていた。

 訪れたのが平日の昼過ぎだけあって、客はまばら。カウンター席に着くと、店員に「ただ今、期間限定で『1皿1貫50円』で提供しております」と声をかけられた。

 今企画の詳細なシステムの説明を読むと、期間中に回転レーンを流れるお寿司はすべて1皿1貫となっており、逆に1貫の皿はタッチパネルでの注文はできないとのこと。もちろん1皿2貫のものは通常どおりタッチパネルから個別注文できるのだが、要するに「1皿1貫50円」は回転レーンを流れているネタのみということになる。

 一応、全種類が対象となっているようだが、時間帯によってレーンに流れていないネタもあるそうだ(平日の昼過ぎなど落ち着いている時間を狙えば期間限定メニューなどを流すケースもあるという)。

 さっそく、50円のお寿司を堪能しようと回転レーンに目を移す。だが、しばらく待っても寿司種のパネルが流れてくるだけで、肝心のお寿司はほとんど流れてこない。

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