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栄養ドリンクやサプリ、常用で健康破綻の恐れも…「疲労感なき疲労」が一番危険

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「厚生労働省が打ち出している『健康日本21』という大方針にも通じるのですが、キーワードは『睡眠・栄養・運動』の3つです。

 長期にわたって続く『慢性疲労』の場合は、専門の医師に相談して数カ月から年単位の治療や生活指導を受ける必要な場合があります。しかし、短期的な疲労であれば、良質な睡眠や栄養、適度な運動によって解消できますし、そうした習慣が健康増進や疾病予防にもつながるでしょう。

 3つのキーワードを意識していても疲れが取れず体調不良になってしまう場合、一番に疑われるのはストレスによる体調の変化です。

『ストレス』と一口に言っても『精神的ストレス』『身体的ストレス』『化学的ストレス』『物理的ストレス』『生物学的ストレス』といった複合的な原因が考えられるのですが、それぞれが蓄積してしまわないうちに『ストレスコーピング』をする必要があります。これは、ストレスの要因や原因となる感情に働きかけ、ストレスを解消したり緩和させたりすることです」(同)

 倉恒氏いわく「栄養ドリンクサプリメントに手を出すよりも、先に取り組んでおくべきこと」が、この「ストレスコーピング」だという。

「『ストレスコーピング』には3種類あります。ひとつ目は、『課題優先対処法』。自分の負荷となっているストレスの原因を分析し、解決するのです。たとえば、資格試験の勉強に追われて、それがストレスになっている人は、しっかりと勉強して合格してしまえば一件落着ですよね。この『課題優先対処法』は、多くの人が気付かないうちに実行できています。

 2つ目は『回避優先対処法』です。これは、ストレスの源からなるべく遠ざかること。職場で、毎日のように嫌みを言ってくる上司がいたとしても、その上司が何時にどこに現れるのかという傾向を把握しておけば、出くわす頻度を下げることができるでしょう。

 3つ目は『情緒優先対処法』。毎日の朝礼で上司から仕事の指示を受け、勤務後は報告が義務付けられている場合、その上司のことがどんなに嫌いであっても避けられません。そういうときは、怒ったり泣いたり家族や同僚と気持ちを共有したりして、自分の感情を発散することが大事なのです。こうすれば、蓄積したストレスに伴う心身の変化を減らすことができます」(同)

 いずれにしても、ストレスとうまく付き合い、ストレスの除去や緩和を意識することがポイントになりそうだ。

 また、栄養ドリンクやサプリメントに過度な期待をするあまり過剰に摂取してしまうと、逆効果にもなり得る。「急性疲労」の場合はしっかりと良質な休養を取る、「遷延性疲労」や「慢性疲労」の場合は専門医の診察や治療を受けることが必要だ。

 年末に1年の疲れをスッキリさせ、新年を心身共にフレッシュな状態で迎えるには、「しっかり休む」「医師の治療を受ける」といった、ごく当たり前のことがもっとも大切だ。
(文=森井隆二郎、昌谷大介/A4studio)

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