そしてなんといっても“雰囲気をぶち壊している”トップが、主役の西郷を演じる鈴木亮平だ。第1話では少しだけの登場となったが、鈴木がいつも民放の連ドラで見せる爽やかな笑顔を振りまきながら野を駆け抜ける鈴木の姿には、「いったい彼をどう西郷隆盛だと思えばいいんだ……」という違和感しかない。やっぱり、西郷に鈴木を配したのはミスキャストではないだろうか。

 このほかにも、登場人物たちが話す薩摩弁のセリフが難しすぎて、いったい何を言っているのか全然わからないシーンが多く、全体のストーリーが追えないというのは致命的な欠点ではないだろうか。これには早くもインターネット上で「字幕必須」「何言ってるか、わかんない」などと批判の声が上がっている。

 そんなこんなで、今後に不安が残る第1話だったといえるのではないか。そして28年前に『翔ぶが如く』で大久保利通と西郷を演じた鹿賀と西田は、どんな感想を抱いているのかも気になるところだ。
(文=米倉奈津子/ライター)

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