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丸紅、「総合商社」から脱落の危機…業績悪化に会長・社長対立が影落とす

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 13年、朝田照男氏(現会長)から社長のバトンを受け継いだ國分文也氏は、ガビロンを柱に「16年3月期は純利益2500億~3000億円へと大きく飛躍することを目指す」とぶち上げた。

 しかし、高値づかみのツケを払うことになる。ガビロンののれん代500億円の減損損失を出し、15年3月期の純利益は従来予想の2200億円から1056億円に半減した。

 経営責任をめぐり“お家騒動”が勃発。ガビロン買収の立役者で、次期社長候補と目されていた岡田大介氏が退任した。社長当時に買収を決断した朝田氏は留任したため、「トカゲの尻尾切り」と顰蹙を買った。朝田氏と國分氏の対立が、商社で独り負けといえるような業績に影を落としている。

 生活産業部門の18年3月期の純利益は570億円の見通し。「丸紅電力」と異名を取る丸紅は、中東や東南アジアで発電事業を展開しているが、その純利益は525億円の見込み。生活産業部門は電力を上回り、全部門でトップの利益をあげる大黒柱だ。

 だが、生活産業部門の中核であるガビロンは収益に貢献しているとは言いがたい。ガビロングループの17年4~9月期の純利益は21億円。前年同期より5億円減った。相乗効果を見込んでいた北米産穀物の集荷事業の純利益は3億円で前年同期より13億円減った。通期では中国向け大豆取引の採算悪化が見込まれており、業績は振るわない。

 丸紅はガビロンの呪縛から抜け出せずに喘いでいる。
(文=編集部)

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