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『BG』木村拓哉の棒演技&また「カッコいいキムタク」押し売りで辟易…初回からマンネリ感

文=米倉奈津子/ライター
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 その原因は、起伏がなく常にボソボソと話す木村の演技にあるといえるだろう。木村といえば「どのドラマに出てもキムタク」という点が特徴とされ、それが評価され俳優としての人気を誇っていた時期も長かったが、すでに多くの視聴者はそんな木村の演技に飽きてしまっている。「自然体」といえば聞こえは良いが、「棒演技」「無演技」という表現も当てはまる。

 また、たとえば警護という仕事に対する恐怖心が薄い高梨雅也(斎藤工)が「自分、ひとりで守れますんで」と言った後、島崎はため息混じりに顔を横に向け少し間をあけてから、「君こそ向いてないんじゃないの?」「俺は、怖くない人と組むの怖いな」というシーンでも、その表情や演技、間のとり方、首を傾ける角度など、「ああ、またいつものキムタク」とゲンナリしてしまう。

 このほかにも、島崎はマラソン大会当日の警備計画を練り直すために一人で大会会場に忍び込んで検証を重ねるというストーリーも、過去に『HERO』(フジテレビ系)や『A LIFE〜愛しき人〜』(TBS系)などで木村が演じた、“優秀だが型にはまらない異端児が、問題解決のためにトコトン行動力を発揮する”という設定とダブっており、マンネリ感が否めない。

 さらに、“ボディーガード復帰のため必死でトレーニングに励むキムタク”“初老の警備員の工事現場に、わざわざカップラーメンの差し入れを持っていくキムタク”“格闘シーンで激しいアクション見せるキムタク”と、これまたいつものキムタクドラマでお決まりの“カコいいキムタク”のオンパレード。これまで多くの木村のドラマを見てきた視聴者にとってみれば、「もう、いい加減にいいよ」とゲンナリだろう。

 木村自身も制作陣も“キムタクドラマ”を脱することができるかどうかが、『BG』成功のカギを握っているといえるのではないだろうか。高視聴率に期待したい。
(文=米倉奈津子/ライター)

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