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ソフトバンク新卒採用、1位の特技ある人のみ応募可…就活売り手市場への大誤解

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 また、企業側がユニーク採用を行う目的として、「自社のPR」という側面もあると増沢氏は言う。

「PRにも2つありまして、採用そのものに苦戦している会社が多いですから、話題性のある採用方法で人気を集めたいというのがひとつ。ネットニュースなどに取り上げられれば、広告効果やマーケティング的な価値を得られますからね。また、IT系の企業でありがちですが、自社のサービスを売りたい。ドワンゴが『ニコニコ動画』を活用して選考を行っていたように、自社サービスの告知を兼ねているんです。こうしたメリットから、企業は従来の採用方法とは別に、独自の採用方法に取り組んでいるのだと思います」(同)

 では、企業側にユニーク採用を行うことのデメリットはあるのだろうか。

「デメリットというほどのデメリットはないと思います。そもそもまったく名も知られていない会社がユニーク採用をやっても学生には伝わらない。話題になっているところも、ソフトバンクなどそれなりに知名度が高いところですよね。強いて言うならどうやって評価するかが難しい点でしょうか。『けん玉でNo.1です』と言われても、どのくらいすごいかわからない。評価ポイントが相当難しく、その一芸が実際の業務においてどんな成果につながるかがわかればいいですが、結局のところはなんともいえません」(同)

 高学歴だからといって、入社後に活躍できるとは限らない。同様に、学歴は低くとも優秀な学生はいるだろう。ユニーク採用は、自社のPRをしながら網から漏れた能力のある人材を探し出すことができるのかもしれない。

学生は恋愛同様に草食化の傾向あり

 では逆に、ユニーク採用を受ける学生側のメリットはなんなのだろう。

「大学名不問なので、偏差値が高くない学生にとっても入社できる可能性があるということ。すべての学生にというわけではありませんが、本来であれば書類で弾かれてしまうような学生が、大企業に入れるかもしれない。ただ、学生もある程度現実感を持っていますから、そもそも興味がない、応募しない学生も多いと思います。『私なんかが富士通は無理です』と最初からあきらめてしまうんです」(同)

 確かに今の学生は保守的・安定志向といわれている。

「今の学生は非常にナイーブで、落とされるのをとても嫌がる。安定志向はもちろんですが、自分が否定されるのをものすごく嫌って、否定される前に辞めてしまう。恋愛でも振られたくないから告白しない、付き合わないという人が増えているといわれていますが、同じように就職活動でも積極的にチャレンジしない学生は増えています。だから今の学生には、『就職は結婚や恋愛と同じ』という教訓が通じないんですよ」(同)

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