リン酸塩の毒性

 それでは、なぜリン酸塩の使用が全世界で問題になっているのでしょうか。日本でもリン酸塩は常に消費者グループから「使用を禁止すべきだ」と、1970年代初頭から槍玉に上がってきた添加物のひとつです。

 というのは、リン酸塩の毒性がさまざまな研究機関から報告されてきたからです。
 
 たとえば、ラットにリン酸塩を0.4%、0.75%添加した飼料を、3代にわたって投与したところ、歯の摩耗が著しかったとの報告があります。

 現代に生きる子どもたちは、いわば「リン酸塩3世」です。子どもたちに歯の疾病が非常に多いのは気になるところです。人のリン酸の1日必要量は0.7~0.8グラムですが、3食いずれも一般的な食事をすれば、肉、野菜、豆類、魚介類、海藻類などから1.5~2グラム摂取するので、リン酸が不足することはまずありません。ところが、逆に今は、あらゆる加工食品にリン酸はリン酸塩として添加されています。リン酸の過剰摂取は明らかです。リン酸を過剰摂取した場合の毒性は、ラットなどの動物実験では、かなり深刻な結果を招いています。

 リン酸の摂り過ぎは副甲状腺機能亢進症、石灰沈着、骨のカルシウムを減少させるなどの骨代謝障害を起す恐れがあります。また、鉄の吸収を妨げ貧血などの原因になります。

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