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松村太郎「米国発ビジネス&ITレポート」

Amazon EchoとGoogle Homeを1年間、自宅で使い倒してわかったこと

文=松村太郎/ITジャーナリスト
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 また、キッチンに置いてあるGoogle Homeは、料理をする際にクラシックやジャズのように、ざっくりとしたジャンル指定でBGMを再生してもらいたいときに役立ち、また日本人にとってアメリカでの生活で最もややこしいポイントである重さや水の容積の単位換算を声で聞いたりしている。そして、キッチンタイマーとしての役割も、声で呼びかければ果たしてくれる。

初期は、スピーカー品質で選ぶ

 筆者が自宅でスマートスピーカー以上に利用しているのは、ワイヤレスに対応するスピーカーSONOSだ。1台は書斎、1台はベッドルーム、そしてもう1台はテレビの下に設定できるバー型の製品を利用している。

 SONOSのメリットは、Spotify、Apple Musicなどと連携することができる点だ。これまで、スマートフォンのアプリで提供されるストリーミング音楽を部屋で楽しもうとすると、Bluetoothで音楽を転送して再生する必要があった。そのため、電話がかかってきたり、SNSでビデオを再生しようとすると、部屋のスピーカーで再生されていた音楽も止まってしまう。

 SONOSはスピーカー自体がストリーミングと連携するため、スマートフォンアプリの役割は選曲ぐらい。そしてAppleがHomePodを発売するまでは、単体でApple Musicを再生できるのはSONOSだけだった。SONOSははじめから音楽スピーカーとしてつくられているため、非常に高品質な再生を楽しむことができる。小さなBluetoothスピーカーや前述のGoogle Home、Amazon Echoに抱いていた物足りなさはないのだ。

 AppleがHomePodを「ホームスピーカー」として打ち出したこともあり、Amazonは第2世代Amazon Echoでドルビーと組んでサウンドづくりに取り組み、またGoogleは音楽再生にこだわったGoogle Home Maxを登場させた。

 スマートスピーカーといいながら、初期は音声アシスタントやスマートホームの声によるコントローラーではなく、ストリーミング音楽に最適なスピーカーとして、家の中の地位を確立していくことになる。

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