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永田町の「謎」 現役議員秘書がぶっちゃける国会ウラ情報

議員会館「ラブホ利用報道」の秘書に直撃質問…評判の超まじめエリート

文=神澤志万/国会議員秘書

 小沢氏は二郎議員の父・邦夫氏(故人・元衆議院議員)のカバン持ち兼運転手から始まり、今や永田町歴20年以上になる“名物秘書”でした。

 そして、1月18日付の「文春オンライン」が「鳩山事務所関係者の話」として、小沢氏の暴力団員との交流や派手な身なり、“ボンボン”である出自について報じています。確かに、小沢氏は生活が派手で暴力沙汰のエピソードも多い方です。女性とデートの約束をしていたのに暴力事件を起こして留置場に入れられ、結局デートはドタキャンせざるを得なかったという“武勇伝”も聞いています。

 小沢氏が国税庁に問い合わせたこと自体は問題ないと思いますが、報道されているように二郎議員を同席させていたとなると、“圧力”と受け取られても仕方ないと思います。しかも、金額は億単位です。こうした“副業”で収入を得て、分不相応なお金の使い方をする秘書もいないとはいいませんが、実際はほんの一握りです。報道されたのは珍しいケースだからでしょう。

 ところで、小沢氏はきちんと「兼職届」を出していたのでしょうか。税金でお給料をもらっている公設秘書は、たとえ無報酬であっても所属する政治団体や企業があれば届け出る義務があります。

 しかし、報道されたときには小沢氏はすでに公設登録が解職されていたので確認が取れませんでした。公設秘書の登録内容や兼職届の内容は公開されているため所定の手続きを経れば閲覧できるのですが、解職後は不可能です。

 一方で、最近は“文春砲”そのものも叩かれており、今回の小沢氏に関する記事もすべてを鵜呑みにすべきではないのかもしれませんが、神澤が聞いている話とあまり乖離はしていないように思えます。

 神澤としては、こうした報道で読者のみなさんが国会に失望してしまうことが心配です。ほとんどの秘書たちはまじめに働いているということを、ぜひご理解いただきたいです。
(文=神澤志万/国会議員秘書)

『国会女子の忖度日記:議員秘書は、今日もイバラの道をゆく』 あの自民党女性議員の「このハゲーーッ!!」どころじゃない。ブラック企業も驚く労働環境にいる国会議員秘書の叫びを聞いて下さい。議員の傲慢、セクハラ、後援者の仰天陳情、議員のスキャンダル潰し、命懸けの選挙の裏、お局秘書のイジメ……知られざる仕事内容から苦境の数々まで20年以上永田町で働く現役女性政策秘書が書きました。人間関係の厳戒地帯で生き抜いてきた処世術は一般にも使えるはず。全編4コマまんが付き、辛さがよくわかります。 amazon_associate_logo.jpg

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