整理券入手後の過ごし方は自由だったため、ひとまず店の近くのベンチに腰をかけていると、食べ放題目当ての客が次々と整理券を求めにやってくるではないか。9時40分頃には、早くも10時からの回の整理券配布が終了。平日でこれだけ盛況なら、土日祝はさらなる激戦が見込まれるだろう。
バラエティ豊かな13種類+食べ放題限定ドーナツ
10時をまわった頃、店に戻り店員に整理券を渡すと食べ放題のスタート時間が記され、最初に会計。今回はドリンク飲み放題もつけ、料金は600円。最初の一杯を注文すると、ドーナツの取り皿になるトレイと飲み物が手渡された。
飲み物はホットコーヒー、アイスコーヒー、紅茶、アイスティー、オレンジジュース、グレープフルーツジュース、リンゴジュースの全7種類から選ぶことができ、お替わりはカップ交換制とのこと。筆者はこれから始まる甘いドーナツとの戦いに備え、アイスコーヒーを注文した。
店内は広くないが、落ち着いたシックな雰囲気で、席数は30席ほど。筆者を含む女性客であっという間に埋め尽くされ、11時までは結局、食べ放題以外でイートインを利用する客は現れなかった。ちなみに男性客は、家族連れで来ていた父親1人のみ。利用者の9割以上が女性で、2人組や、3人以上のグループで来ている学生風の客が数多く見受けられた。
席を確保した筆者は、いざビュッフェコーナーへ。食べ放題用のドーナツのラインナップは、ザクザクとした食感が楽しい「オールドスタイル」3種、軽い口当たりの「ふわかるスタイル」3種、オランダの伝統菓子「オリーボーレン」2種、もちもちとした食感が特徴の「プレミアムスタイル」3種、ふんわりしっとりヘルシーな「豆腐ドーナツ」2種といった、バラエティ豊かな全13種類。
まずはオールドスタイルとふわかるスタイルの全6種類を取り、席に着くなり食べ始めた。食べ放題用のドーナツは通常の半分、もしくはそれ以下のサイズにカッティングされたものが多く、一口でも頬張れてしまう配慮が嬉しい。筆者は、生地の控えめな甘さとチーズのコクが絶妙にマッチした、オールドスタイルのエッグタルトファッションが気に入った。
開始30分を過ぎた頃、ドーナツも種類によっては少なくなってきたので店員が補充しにきたのかと思いきや、「熱いのでお気をつけてください」と呼びかけ、本日お初にお目にかかるドーナツを置いていったではないか。