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トイアンナ「私は言いたい」

就活生、会社選びで20時帰宅を絶対条件に…新入社員、仕事を放り出して帰宅は常識

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 15年以前に大学を卒業した人材にとって、ワーク・ライフ・バランスとは「なるべく効率的に仕事を終え、自宅へ帰る」ことを指しました。あくまで仕事が優先順位の上にあり、家庭との両立に向けて努力することを意味したのです。しかし16年卒以降のワーク・ライフ・バランスは「仕事がたとえ終わっていなくても、プライベートを優先する」ほうへ変化しています。ライフとワークの順位逆転が起きている事実は、これから先輩・上司となる方にとって無視できないものとなるでしょう。「なぜ仕事が終わっていないのに帰るんだ」と言っても、社員を説得できなくなるからです。

「弊社へお越しいただく立場」に変わった就活生

 これは決して今時の若者はけしからん、という話ではありません。少子化が進み、学生の人口が減っているなか、企業は「学生に応募していただく」弱い立場になっているのです。さらに就活生で一生同じ職場にいるつもりの方は半数を切っています。すでに採用したからといって「これからは言うことを聞いてもらうぞ」などと考えていては、すぐに転職されてしまうのがオチです。新卒採用は長く在籍してもらうことで初めて自社に利益を還元できる育成システムですから、これでは採用の収支が赤字となってしまいます。

 これからしばらくは、採用の売り手市場が続くとみられています。そのなかで企業の研修・社風も柔軟に対応していかなければ、新卒のみならず優秀な中途社員も自社から零れ落ちていくでしょう。「働き方改革」を絵に描いた餅にしている企業に、警鐘が鳴り響いています。
(トイアンナ/ライター、性暴力防止団体「サバイバーズ・リソース」理事)

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