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幸福の科学が私に与えた暴力…見学ツアーに警告文「貴殿自身の永遠の生命を自ら危機に」

文=深笛義也/ライター
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警告文

 当初は、一般の人びとにも呼びかける「悪魔と一緒に聖地巡り!幸福の科学大悟館を見に行こう」というツアーとして企画された。「悪魔」というのは、藤倉氏が幸福の科学から「悪魔」だと言われていることによる。

「もしそれを実行したら、藤倉だけじゃなくて同行者も訴えるぞという警告書を、幸福の科学が弁護士の名前で送ってきました。『数々の信仰を冒涜する迷惑行為を重ねることで、貴殿自身の<永遠の生命>を自ら危機に陥れていることを、深く自覚すべきである』という文言もあって、家の地元の警察に相談に行きました。『永遠の生命がどうとかというのは、宗教的な物言いだから、ちょっと脅迫としての被害届は無理だね』と言われて、『あなたの住まいを巡回のコースに入れて、パトロールはするよ』という話になりました。

 その時に『そもそも僕がやろうとしてるツアーはデモでもないし、法的に問題ないですよね』と訊いたら、『そうだよね、やめろとも言えない』という答えでした。それをツイッターに書いたら、今度はその警察署に幸福の科学が行ったのです。『ツアーに違法性がないと警察がお墨付きを与えるのか』ということで、『ツアーやめさせろ』みたいなことを言ったんでしょうね。幸福の科学が来たというのは警察が連絡くれて、改めて『違法行為はしないでねとは言えるけど、個人の権利までこっちがどうこう言えないから』と言われました。

 そしたら今度は大悟館の管轄になる高輪署から連絡があったんです。幸福の科学から相談が来たとは言わなかったですが、『懸念事項があるので、いくつか確認させてくれ』ということで、どういうことやろうとしているのか訊かれて、『公道から見学するだけで、声も上げないからデモでもないし、数もそんなに来るわけでもないので大丈夫です』と言いました。『トラブルが予想される状況ではあるので、同行します。それは許してね』と言われて、『いいですよ、それは全然、お好きにどうぞ』と答えました。

 幸福の科学は、一般参加者に対してまで法的措置を予告してきているので、一般の人びとを巻き込むわけにはいかないと考えました。一般の人びとへの呼びかけは止めて、メディア関係者だけによるプレスツアーにしようということになったのです」(同)

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