ビジネスジャーナル > ライフニュース > 周りのデキる人に共通の習慣  > 2ページ目
NEW
堀田秀吾「ストレス社会を科学的に元気に生き抜く方法」

周りのデキる人に共通の習慣…とにかく&すぐにやり始める、ルーティン化

文=堀田秀吾/明治大学法学部教授

 とはいえ、人間は生来怠け者。自分の気持ちだけではなかなか行動に移すことができない生き物です。したがって、何かしら自分を強制する環境や仕組みを用意しておくのが大事です。強制する方法は、他者に強制してもらうか自分で強制するかのどちらかしかありません。

 最近はスマホのおかげで、リマインダーなど他人の手を煩わさずとも自分を強制させられるようなアプリもいろいろとあります。そういう文明の利器を利用するのもひとつの手でしょう。

あとでやろうはバカヤロウ

 自分で自分を強制する場合のベストな方法は、その行為を「ルーティン化」することです。人間は、新しいことには抵抗を示したり、避けようとする本能的な反応があります。これは生物として、これまでと違う物事には警戒しようとします。これまでと違うこと、新しい物事は自分にとって危険なものである可能性があるからです。新しく何か始めるのが面倒臭いと感じるのは、生物科学的、脳科学的には当然のことなのです。

 逆に言えば、このような脳の性質を逆手に取って、新しい行動を自分にとって当たり前のことにしてしまえば面倒臭さはなくなります。つまり、日常化、規則化、ルーティン化してしまえば、自然と強制力が働いて来るということになります。

 以前に、小説家の村上春樹さんとお話をする機会を得た際に伺ったお話なのですが、村上さんは毎日必ず4、5時間机に向かう時間を決めているそうです。書くことが決まっているか否かにかかわらず、とにかく机に向かう。そうすることで、自分のスイッチが入るのだそうです。

 また、強制力が働く環境を整えておくのも大切です。アメリカの作家であるレイモンド・チャンドラーは、自分が文章を書くのに適したデスクを1つ定めることを勧めています。原稿用紙と資料を備えて、いつでも仕事ができる状態にしておくのです。

 このように習慣的な時間を決めたり、環境を整えたりすると、ペース配分がうまくできるようになり、自分が集中しやすい状況をつくることができるのです。皆さんも、普段から自分の作業スペースを整理整頓しておいたり、自分のルーティンを決めることで、集中しやすくなり、スムーズにタスクが片づきやすくなると思います!

 最後に、私の魔法の言葉を伝授いたします。「あとでやろうはバカヤロウ」です。なんとなくやりたくない、あとでやればいいやという気持ちが芽生えたとき、この言葉を口に出すようにしています。そうすると、今やらなきゃいけないという気持ちになってきます。皆さんも、こういう行動のスイッチを入れるマジックワードをひとつ用意しておくといいかもしれません。

 行動のスイッチの入れ方は、「とにかくやり始める」こと。まずは身体を動かして、自分の脳にやる気を出させましょう。
(文=堀田秀吾/明治大学法学部教授)

周りのデキる人に共通の習慣…とにかく&すぐにやり始める、ルーティン化のページです。ビジネスジャーナルは、ライフ、, , , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!