店舗、急速にヒトからロボットへの置き換え進行…アルバイトの働き口減少か

パート、アルバイトの働き口が失われる?

 ITを活用した省力化は飲食店やコンビニエンスストアに広がっている。

 ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」を運営するロイヤルホールディングスは17年11月6日、支払いをクレジットカードと電子カードに限定したレストラン「GATHERING TABLE PANTRY馬喰町店」を東京・中央区に開業した。

 この新店舗は店長の業務を効率化するため、完全キャッシュレス、セルフオーダーとした。出入金の管理がなくなることにより、管理業務を軽減。本社への報告業務もなくなり、店舗業務の効率化につながるとしている。

 店内にはパナソニックと共同開発した調理時間を短縮できるオーブンを導入。ロイヤルホストの標準店ではピーク時には7~8人の従業員を配置するが、この店舗は5~6人で運営できるという。

 1月22日付日本経済新聞は、無人コンビニの誕生を伝えた。

「米アマゾン・ドット・コムは米国時間の22日に米シアトルに無人コンビニエンスストアを開業することを明らかにした。人工知能(AI)の技術を駆使してレジを無くした。来店客は買いたい商品を店内の棚から取り出し、そのまま外に出るだけで自動的に支払いが済む」

 日本でも早晩、このような無人コンビニが開店するだろう。

 コンビニ大手のローソンは、深夜(午前0~5時)にレジを無人化する実験を首都圏の数店舗で今春ごろに始める。深夜は現金支払いを受け付けず、出入口に認証装置を置き、アプリ利用者だけが入店できるようにする。買い物客が商品のバーコードを自らスマホで読み取り、支払いを済ませる。店舗には店員がいるが、無人レジで省力化できる。

 産業界が直面する深刻な人手不足に対応し、省力化ビジネスは百花繚乱だ。ヒトは特別な知識やスキルが求められる職業でしか働けなくなる。つまり、パートやアルバイトの働き口が失われていくともいえる。

 省力化の進展で、安倍晋三首相が旗振りをする「働き方改革」は幻に終わるかもしれない。経済産業省とファミリーマートは2月14日、客が自分で会計する無人レジの実証実験を行った。50種類の商品に価格などを記録したICタグを貼り付け、利用客は商品をカゴごと専用の台にかざして会計ボタンを押せば会計できる。表示された金額を電子マネーやクレジットカードで支払う。経産省内の店舗で2月23日までテストする。
(文=編集部)

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