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今だからこそ知っておくべき「ビットコイン投資」入門講座(3)「仮想通貨投資の基礎知識・前編」

仮想通貨、投資初心者が陥る甘い罠…失敗しないための「鉄則」と「心得」

構成=編集部
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◇ネム(XEM)の特徴

藤田 コインチェック騒動で名前が知られるようになったネムですが、イーサリアムと同じようにネム独自のブロックチェーンを使っています。

 少し専門的な話になってしまいますが、イーサリアムとの違いをひとつ挙げると、ネムのブロックチェーンのほうが開発者やエンジニアにとって使いやすい仕組みになっています。イーサリアムは特殊な言語を使っているので、エンジニアは新しくその言語を勉強する必要がありますが、ネムには特殊な言語は使われていません。開発者やエンジニアが使いやすいということは、ほかの企業がより相乗りしやすいということです。企業側が導入しやすいということは、それだけ広く使われる可能性があるということです。

 ちなみに、コインチェック騒動のときに「ネム財団」が出てきましたが、あの財団はネムの普及活動などをしている組織です。

◇リップル(XRP)の特徴

藤田 驚かれるかもしれませんが、実は、リップルはブロックチェーン技術を応用して少し特殊な技術を使っています。仮想通貨は、所有者一人ひとりに取引記録が分散していることが特徴です。しかし、リップルは「リップル社」が発行している「手形」のようなもので、ビットコインなどと異なり取引記録もリップル社が管理しています。

 ちなみに、リップルと同じようにブロックチェーンを応用した技術を採用している会社もたくさんあります。

――世界中に仮想通貨は何種類くらいあるのでしょうか?

藤田 規模の小さいものまで含めると数万はあると思います。そのうち、世界中の取引所で扱われているのは、現在(2018年2月)1500種類ほどではないかと思います。

 日本の取引所で扱えるのは、金融庁が認めている十数種類だけになります。世界にくらべて数は少ないですが、金融庁が厳しく審査して認可を与えている仮想通貨なので、どれも仮想通貨自体の安全性は信頼できると思っていいでしょう。もちろん、海外の取引所を利用すれば、日本で扱われていない仮想通貨に投資をすることもできます。

――株や証券への投資と仮想通貨投資の違いはなんですか?

藤田 良くも悪くもハードルが低いということです。株などに比べれば圧倒的に簡単に始められるし、スマホが1台あればいつでもどこでも簡単に売買ができます。また、株のようにストップ高やストップ安がないので、値動きの幅が非常に大きいというところも違いですね。

 たとえば、不動産投資が年利で数%程度だということを考えると、1日で10%も20%も変動するというのは、ほかの投資ではなかなかないことだと思います。今までの投資から考えればあり得ない変動の仕方をするので、株や不動産投資の経験者は仮想通貨投資に手をつけない人が多いようです。

 投資では「狼狽売り」という言葉があります。投資初心者がやりがちなことなのですが、大きく値が下がったときに不安感からあわてて売ってしまい、結果的に損を出してしまうことです。仮想通貨投資は変動が大きいのが当たり前の世界なので、「これから仮想通貨投資をしよう」と思っている人は、「簡単に始められるけれど、相場の変動が激しい」ということを心得ておくといいかもしれません。
(構成=編集部)

第4回へ続く)

※本記事はPR記事です。

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