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都立中高一貫校受検対策は、落ちても高校&大学入試で「すさまじい結果」を生む理由

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 文部科学省のいうところの「確かな学力」に相当する。

 さらにenaでは、2017年5月に公表された「大学入学共通テスト(仮称)記述式問題のモデル問題例」の国語の問題を実際に小学生の生徒たちに解かせてみたところ、生徒たちは期待通りに見事な答案を作成したという。適性検査対策の勉強は、高校受験にも活かせるだけでなく、2020年度以降の大学入試にも活かせそうだというのだ。

首都圏で約80の私立中高一貫校が適性検査型入試を実施

 都立中高一貫校は1校しか受けられないが、最近では都立中高一貫校対策の延長線上に私立中高一貫校を受験するという選択肢も増えている。私立中高一貫校が、公立中高一貫校の適性検査に似た形式の入試を行うケースが増えているのだ。これがいま、私立中学受験界を席巻する大きなうねりになっている。

 首都圏模試センターによれば、2018年度入試では、関東地方の私立中高一貫校のうち約80校が適性検査型の入試を実施した。形式こそ適性検査とは違うが、いわゆる4教科型の入試問題ではない「思考力入試」「自己アピール・表現型入試」「総合型・合科型入試」の実施校も合わせると、その数は130校を超える。

 首都圏には約300の私立中高一貫校があるといわれている。その半数近くがなんらかのかたちで、従来の私立中学入試とは違うタイプの入試を行っているのだ。最初は、生徒集めがままならない中堅私学が公立中高一貫校の「おこぼれ」をもらう戦略だと思われていた。しかし潮目は変わってきている。

 従来の4教科型の入試をやっていたのでは、人気上位の学校から順に偏差値の高い生徒を取ってしまう。しかし知識の詰め込みで稼いだ偏差値と「確かな学力」は必ずしも一致しない。募集定員の一部を適性検査型入試や思考力型入試に割り当てることで、これまで入学してこなかったタイプの学力をもつ生徒が入学してくることが、わかってきたのだ。

 速く正確に計算する能力や知識量では劣っていても、長文を丁寧に読んで正しく読解する力や、自分の考えをわかりやすく文章にまとめる力のある子供たちが入学してくれるようになった。1学年のなかに多様な学力をもつ生徒が混在し、お互いに得意分野を活かし、良い影響を与え合う。アクティブ・ラーニングなどを実施するなかで、それが思わぬ教育効果をもたらすことがわかってきた。

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