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フジ月9ワースト2位更新の『海月姫』、懸念されるヤバいラスト

文=絢友ヨシカ/ライター
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 ただ、今回残念だと感じたのは、尼~ずの面々がまともになってしまったこと。インターネット上では「尼~ずのみんなが必死に働いている…何だか泣けてくる…頑張れ!」「尼~ず達の勇気や友情に泣かされました」という声もあがっており、友情のために慣れない仕事をする尼~ずたちを応援する人も多い。最終回に向けてファンの盛り上がりは最高潮の高まりを見せているようだが、気になったのはみんながついた仕事。

 慣れない仕事というよりも、向いていない仕事を必死にがんばるのが良し! という設定なのが、どうも気に食わない。「辛くてもがんばるのが美学」とでもいいたげなシーンは、今の時代にはまったくそぐわず残念だ。まやや(内田理央)ならお城とか歴史博物館とかで甲冑コスプレをしながら歴史を語る案内人になって名物になるとか、ジジ様(木南晴夏)はほとんどが50代、60代のおじ様たちしかいないような寂れた会社の事務員として入社して、突然仕事ができる人に変貌するとか。ばんばさん(松井玲奈)なら鉄道関係の仕事というように、どうせなら趣味や特技を生かした職業にしてほしかったというのが正直なところだ。

 ドレスづくりにしても、いつも月海や蔵之介のやりたいことばかりが先行していたため、ここでは、ほかの尼~ずたちにも、外で自分たちの居場所を見つけてほしかった。それでこそ、みんなハッピーというものだろう。

 ただ、最終回では月海を含めた三角関係に終止符が打たれるだけではなく、再びノムさん(安達祐実)が登場し、何やら始まる予感。オタク女子がまともになってしまうのは少々寂しいので、最後はまたみんなでドタバタと楽しい生活を繰り広げてくれることを期待している。
(文=絢友ヨシカ/ライター)

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