3月21日放送のバラエティ番組『徳井と後藤と芳しの指原が今夜くらべてみました』(日本テレビ系)に元プロ野球選手の新庄剛志が出演する。現役中も引退後もぶっ飛んだ言動が話題になる新庄だが、その伝説を振り返っていこう。
1989年にドラフト5位で阪神タイガースに入団した新庄は、3年目の92年に打率.278、11本塁打、46打点の好記録を残して一躍注目を浴びる。その後も主力として活躍するが、不振に終わった95年には契約更改交渉後の記者会見で「野球に対するセンスがない」と突然の引退宣言をして世間を驚かせた。結局、現役を続行し、99年には敬遠球をサヨナラヒットにする伝説も打ち立てた。
2001年からはアメリカ・メジャーリーグに移籍して03年までプレー。04年に日本球界に復帰し、北海道日本ハムファイターズの主力として活躍した。しかし、06年のシーズン開始直後のヒーローインタビューで異例の引退発表を行い、同年に日本一を達成してユニフォームを脱いだ。
現役引退後は野球関係の仕事をするかと思いきや、インドネシア・バリ島に移住。エアブラシアートに挑戦して展覧会を開いたり、モトクロスバイクのレーサーを目指したりしたこともあった。
そして、ここ最近はバラエティ番組でぶっちゃけトークを連発している。17年2月に出演した『しくじり先生 俺みたいになるな!! 3時間スペシャル』(テレビ朝日系)では、現役中に稼いだ約22億円を失ったことを告白。金銭管理を任せていた知人に勝手に使われ、裁判をしたものの8000万円しか戻ってこなかったという。
また、同番組の視聴者から顔の不自然さへのツッコミが続出し、整形疑惑が浮上することに。すると、同年9月の『今夜くらべてみました』で「自分の顔が飽きて、変えたかったの」とあっさりカミングアウトした。なんと、「100万円以内で好きに変えて」と医師のお任せで手術し、今も整形を続けているという。さらに、24歳のときに約2000万円をかけて歯を真っ白なインプラントにしたことも告白した。
さらに、現役時代には「ジーンズが似合わなくなるのが嫌だから」と下半身を鍛えることを拒否し、メジャー移籍後にスポンサー料が破格だったことを振り返って「野球なんかマジバイト」と言い放ったこともある。
これらの言動に、インターネット上では「すべてがぶっ飛びすぎていて理解が追いつかない」「新庄の人生おもしろすぎでしょ」「まさに宇宙人」「ここまで人生を楽しめるなんてうらやましい」といった声が上がっている。
一方で、奔放な言動には反発もあるようだ。「野球はバイト」発言に対して、元プロ野球選手の金村義明氏は「(CMなどで高収入を得られたのは)野球があったからやぞ」「それを忘れるからね、野球人たちはみんなカチンと来るんですよ」と不満を露わにしたことがある。
物議を醸す新庄の言動は、今後どんな展開を見せるのだろうか。
(文=編集部)