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【森友】真のキーパーソン、迫田元理財局長と谷元「首相夫人」付職員の証人喚問、必至か

構成=長井雄一朗/ライター
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 まだ政党支持率はマスコミ各社の世論調査では35%程度確保されていますが、世論調査を見ながら政局は動きます。実は、自民党も独自に世論調査していますが、あと5ポイント下がれば、より流動的になります。

 安倍首相は党大会で憲法改正を訴えましたが、地方県連はしらけていました。県連にとってみれば憲法改正は絵空事の話なので、来年の選挙で敗北するよりも、自民党総裁を辞任して幕引きを図ってほしいというのが地方県連の願いです。安倍首相の4月辞任説は私のかねてからの持論ですが、安倍首相はまだ粘ろうという意向も持っています。やはり、妻の昭恵氏がからんでいる問題で辞任したくないという気持ちがあるようです。辞任するにしても、綺麗なかたちで引き際を鮮やかにしたいのでしょう。

――次の総裁候補では、石破氏が有力です。

朝霞 平時では岸田文雄政調会長が有力でしたが、来年の選挙を迎えるなかで、岸田氏待望論が党内でわき起こってこない。そして、岸田氏は安倍首相の禅譲を狙いつつ、一方で麻生太郎財務相に近づき、首相の椅子を狙ったことで安倍首相の逆鱗に触れました。先週発売の「フライデー」(講談社)に岸田氏と暴力団関係者のツーショット写真が掲載されていましたが、官邸のリークという話がもっぱらです。安倍首相は「岸田には次の首相の椅子を渡さない」という意向のようです。

 安倍首相が退任すれば、自分と反目していても憲法改正論者であり、人気のある石破氏しかいないと考える議員が自民党内にはいます。安倍首相の出身派閥である清和会は、安倍首相を支える方向に変化はありませんが、ただ、いろんな思惑で各派閥が調整する動きに走っており、党内は“なんとしても安倍首相を支える”という空気ではありません。

 これからは地方の声、世論調査の動向を見つつ、各派閥が国会の流れも合わせ、様子見の期間が続くか、動きが速まるのか、今後永田町の動きに注目です。“安倍やめろ”という発言は出ないでしょうけれど、安倍首相も党内世論には敏感なので、晩節を汚したくないという思いで引き際はしっかり考えるでしょう。

地方の怒り

――地方からは、憲法改正よりも地方創生をしっかりやってほしいと言う声が強いようです。

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