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21世紀型リーダー講座

「責任は俺が取る」からの手のひら返し…最悪な上司の特徴

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『逆境のリーダー ビジネスで勝つ36の実践と心得』(集英社/大塚明生)
 激動の時代といわれる今、ビジネスで勝ち続けることは年々確実に難しくなっている。


 どんな必勝ノウハウもあっという間に時代遅れになり、イノベーションは新たなイノベーションに更新される。そんな「常在戦場」の時代に重要なのは、マネジメントを担う「リーダー」である。

 では、今の時代に必要なリーダーの資質やリーダーがやるべきことは何か。三井住友信託銀行で企業年金サービスを改革し、リーダーとして次世代のマーケットトレンドをつくり上げてきた大塚明生氏の言葉から、その真髄を明らかにする「21世紀型リーダー講座」。

 第3回となる今回は、リーダーの「マインド」を取り上げる。今のリーダーに必要とされるマインドについて、大塚氏の言葉を紹介していく。

失敗を部下に押し付ける無責任上司


 高度成長期、つまり日本経済が右肩上がりだった時代には、リーダーの役割は今ほど大きくはなかった。基本的に、これまでやってきたことを続けていれば業績は伸び、多少の失敗はリカバリーできたからだ。

 しかし、人口が減少局面に入り、国内需要が収縮していくことが予想される今、リーダーには先の需要を見抜く目と新たなビジネスを立ち上げて育てるバイタリティが必要となる。

「戦国武将のようなリーダー」――大塚氏は、著書『逆境のリーダー ビジネスで勝つ36の実践と心得』(集英社)の中で、厳しい条件下でも結果を出せるリーダー像をこんな言葉で表している。

 対照的なのは、幕府に逆らいさえしなければ、たとえ貢献しなくても食い扶持を維持できた江戸時代の大名である。

『逆境のリーダー ビジネスで勝つ36の実践と心得』(集英社/大塚明生)
『逆境のリーダー ビジネスで勝つ36の実践と心得』によると、戦国武将のようなリーダーとは、「現状を打ち破るために、自分ひとりでも戦いを始める」人だ。自分が「やるべきだ」と思うことは、まわりに反対されても屈せずに実行する人である。

 そうしたリーダーにとって、部下をはじめ周囲の話を聞きすぎることは、判断力を鈍らせ決断を遅らせる原因になり得る。話を聞くこと自体が悪いわけではないが、話を聞いて意思決定するのではなく、意思決定したことについて周囲の意見を聞くくらいがちょうどいい。この姿勢を、大塚氏は「民主的独裁」と呼んでいる。

 スピード感をもってビジネスを進めるために、話の聞きすぎは禁物。ましてや、失敗したときの保険として「周囲の意見を聞いた」という“既成事実”をつくっているようではどうしようもない。

「独裁」とのそしりを多少受けようとも、正しいと信じた道を進むリーダーは決して孤独にはならない。数は少なくとも、熱烈に支持する同志ができるからである。反対に、孤独になるリーダーについて、大塚氏は「“ニセ大山巌”は部下からの信頼を失う」としている。

 大山巌とは、日露戦争で活躍した日本の軍人。彼は、最終的な責任は自分が取りつつ部下に仕事を任せて好きにやらせるというタイプで、部下からの信頼が厚かった。ある種、「上司の手本」として挙げられることの多い人物である。

『逆境のリーダー ビジネスで勝つ36の実践と心得』

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