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三浦展「繁華街の昔を歩く」

「いやらしく」て「かわいい」おじさんを批評する

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現代の「カーマスートラ」ですね


――ところで、影響を受けたアーティストは?

吉岡 横尾忠則さんを尊敬しています。横尾さんの高倉健のポスターとか好きで、かっこいい! と初めて思った作品ですね。他の俳優を描いたものが横尾さんにありますが、そういうのも好きです。それから都築響一さんですね、やっぱり。彼の『TOKYO STYLE』を見たときは、こんなに普通の部屋を撮影しているだけなのに、おもしろいのか! って驚きましたし。

――あなたの絵の雰囲気は、横尾さんの高倉健というより、お釈迦様とかを描いたインド、曼荼羅っぽい絵のほうが似ていませんか。なまめかしくて肉感的なところが。僕はロックのサンタナのファンで、『ロータスの伝説』が愛聴盤なんですが、横尾さんが手がけたそのLPのジャケットを思い出します。

吉岡 そういえば今の画風になる前からインドの宗教画が好きでした。それつながりでインドカレーも大好きです(笑い)。

――あ、やっぱり。みうらじゅんとも通じる気がします。みうらさんも横尾さんの影響があると思うし。インド風なところもある。サンタナのジャケットみたいなポスターもある。

吉岡 確かに! みうらさんもピンクチラシを集めてますから、私と通じます。それに横尾さんはY字路とか滝が好きだったり、UFOにはまったり、マイブームの元祖みたいなところがありますね。

――宗教的ですね。いや、そういう意味では、あなたもちょっと宗教的です。あなたが描いているのは現代日本の「カーマスートラ」だと思いますよ。
(文=三浦展/カルチャースタディーズ研究所代表)




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