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サントリー、安倍政権への政界工作…新浪社長、創業家・副社長を「酷評」

文=編集部

新浪氏が就職活動?

 新浪氏は、次に何を狙っているのか。

「文藝春秋」(文芸春秋社/4月号)のコラム・丸の内コンフィデンシャルに「新浪氏が就活中?」の記事が載った。1月のスイスで開かれた、世界の要人が集まるダボス会議に新浪氏も参加。「この場で企業経営者に『必死に自分を売り込んでいて、次の就職先を探しているようにしか見えなかった』(出席していた大手企業首脳)」と報じられた。

 これを打ち消すかのように、「日経ビジネス」(日経BP社/3月26日号)の編集長インタビューで新浪氏は、「この会社(サントリーHD)に骨をうずめる」と断言した。

 新浪氏の活動の場は、ビジネスの現場ではない。政界とのパイプ役となる財界活動だ。

 経団連の審議員会副議長に内定し、次に経団連副会長を狙うには、サントリーHD社長という肩書は絶対に必要だ。

 同友会は個人加盟だが経団連は大企業の代表で構成される。「この会社に骨をうずめる」という決意表明は、経団連の副会長を狙うという決意表明にほかならない。

 サントリーの新浪氏に近い筋は「新浪さんは文春の記事は気にしていない」と言っているが、必死になって打ち消している図が、「日経ビジネス」の編集長インタビューと見る向きが多い。

 サントリーの関係者はこう明かす。

「創業家の鳥井信宏サントリーHD副社長と新浪氏の折り合いはかなり悪いようです。新浪氏は鳥井氏のことを『デキが悪い』『ダメだ』と漏らしています」

「実際、同じ創業家の佐治HD会長に比べると、鳥井さんはデキがいいとはいえない」(別のサントリー関係者)との評判もあるが、裏を返せば、鳥井氏が新浪社長の言うことを聞かないとの見方も成り立つ。

 一方で「サントリーHD社内で、新浪社長は浮いている」という情報もある。新浪氏の“就活”の行方がどうなるのか注目される。
(文=編集部)

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