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成長を続ける中小企業は何を大事にしているのか? その3つの鍵とは

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■会社を創り出す「理念」を大切にすべし

 もう1社紹介しよう。株式会社マザーハウスは「途上国の自立をビジネスによって後押ししたい」という理念を掲げて2006年に社長の山口絵里子氏によって創業された。バッグなどのアパレル商品を創業時からバングラディッシュにある自社工場で生産し、販売している。

 副社長の山崎大祐氏は、企業の成長にあたって重要な3つの鍵として、「理念」「失敗の仕方」「未来志向」を挙げている。

 この中でも最も重要としているのが「理念」だ。会社立ち上げの頃はまずリソースが揃うことはない。では、何が会社を創り出していくのかというと「理念」だ。マザーハウスはその理念を原動力にしながら、苦難の道を乗り越えてきたのだろう。

 もちろん、「失敗の仕方」「未来志向」も極めて重要なカギだ。ビジネスにおいては、一度の失敗が財務的に致命傷になることもある。だからこそ、「財務リスクは最小化し、失敗の本質を得ることができるコストを最小化することが必要」(p.223より引用)と山崎氏は述べるのだ。

 本書は、中小・ベンチャー企業やマーケティングに携わる人たちに向けて執筆された一冊。国内外問わない豊富な事例で、成長企業の要点を学ぶことができる。

 伸びている中小企業は、何を大事にして経営しているのか。日本をはじめ、世界各国の成長を続けている中小企業から学ぶことは多いはずだ。
(新刊JP編集部)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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