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セブン、客数減+店舗の稼ぐ力衰退鮮明…ファミマ、経営統合でも売上減予想で失敗か

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セブン-イレブンの店舗(撮影=編集部)

 コンビニエンスストア大手3社で、国内店舗の“稼ぐ力”の衰えが鮮明になっている。

 セブン-イレブン・ジャパンの2017年度のチェーン全店売上高は、前年度比3.6%増の4兆6780億円だった。増収ではあるものの、増収率は2年連続で低下し、直近8期では最低だ。同期間で5%を下回ったのは17年度だけとなっている。明らかに失速しているといえるだろう。

 セブンの店舗数は大きく増えている。17年度(18年2月)末時点の店舗数は1年前から838店増えて2万260店となった。増減数は13年度の1247店増から4年連続で低下しているものの、それでも11年度以前と比べれば高い水準で増えている。

 それにもかかわらず、チェーン店売上高が伸び悩んでいるのはなぜか。それは、1店1店の稼ぐ力が衰えているためだ。

 17年度の既存店売上高の伸び率は0.7%にとどまった。直近5年では最低だ。客単価は上昇したものの、客数が0.9%減ったことが影響した。全店の日販(1店舗の1日当たり売上高)も低下した。17年度は前年度から0.6%(4000円)減って65.3万円となった。それまで2年連続で増えていたが、ここにきて急ブレーキがかかったかたちだ。

 セブン1店1店の稼ぐ力が衰えているのは、競争が激化していることが影響している。

 競争相手のファミリーマートはサークルKとサンクスを傘下に入れたこともあり、16年度に6469店増えて1万8125店にまで一気に急拡大。セブンとの差は、15年度末は約7000店あったが、16年度末は約1300店にまで縮まった。17年度は893店減らして1万7232店になったものの、サークルKとサンクスがファミマに転換した3549店の日販は転換前と比べて11%も増えている。そのため、セブンとファミマの競争はより激化しているといえるだろう。

 ローソンとの競争も激化している。ローソンは出店攻勢を強め、17年度は881店増の1万3992店となった。セブンよりも6200店以上少ないが、17年度の増減数はセブン(838店増)を上回っている。18年度もセブンより100店多い800店が増える見込みで、出店攻勢でセブンを猛追している状況だ。

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