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「患者からお尻を触られるのは日常茶飯事」看護師、戦慄のセクハラ被害事情…泣き寝入りの理由

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 その結果、報告を受けた上司がセクハラ患者の担当から外してくれたそうだが、香菜さんによると、このように上司に報告するのは例外だという。

「胸やお尻を触られるのは別ですが、普段は言葉のセクハラは聞き流してしまうことが多いですね」(同)

 これらのケースを見るだけでも、いかに看護師が日常的にセクハラ被害を受けているかがわかるだろう。もっとも、最近では、セクハラ被害を“看護師あるある”では済まさない病院もあるようだ。

「セクハラ被害を受けたらすぐに上司に報告し、対応してもらっています」と語るのは、東京都内の病院の外科に勤務する美樹さん(仮名・28歳)。

「患者さんから初めてセクハラを受けたときに上司に報告したのですが、すると、医師が患者さんにきつく注意してくれたんです。これをきっかけに、同僚の看護師たちが次々に『実は私も……』とセクハラ被害を告白。本格的に病棟内でセクハラ被害について話し合いました」(美樹さん)

 その後はセクハラ対策が徹底されることになり、ゼロになったわけではないものの、病棟全体ではセクハラ被害が減少したそうだ。美樹さんによれば、病院側のセクハラ対応に救われた看護師は多いという。

「セクハラ患者も退院する」というあきらめ


 彼女たちの話を聞くと、セクハラを行う男性患者の年齢は30~80代までと幅広い。ただし、そこには「短期入院患者」「整形外科の患者」など「命にかかわるほどの状態ではない」という共通点がある。

 入院中にたまったストレスや性欲を「お金を払っている」という立場を利用し、日常的に接する弱い立場の女性看護師に向けているという構図が浮かぶ。

 そして、対策を講じる病院も増えつつあるが、多くの医療現場では依然としてセクハラ被害が「よくあること」で済まされ、泣き寝入りを余儀なくされている。なぜ、看護師の多くは「#MeToo」と声を上げることができないのだろうか。

 前出の美樹さんは、「あまりにもセクハラ被害の回数が多すぎるので慣れてしまい、我慢するのが当たり前になっていることがあると思います」と話す。

「何より看護師は激務なので、セクハラ被害を報告して仕事が増えるくらいなら『すぐに帰って寝たい』というのが本音。そうした事情などから、セクハラ被害を告発する看護師が少ないのではないでしょうか」(美樹さん)

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