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4月12日発売『週刊新潮』(新潮社)の報道で疑惑が生じた、福田淳一財務事務次官(当時)による、女性記者へのセクシュアル・ハラスメントの問題。すでにまとめた発覚から辞任表明までの経緯をみればわかるとおり、本件に関する財務省の対応はセクハラという性暴力の問題を軽視しているとしか言えない。
財務省だけではない。複数の議員もまた、本件について信じられない発言をしている。
24日朝、福田氏の辞任が承認された閣議後の記者会見で次官の処分について問われた麻生氏は、次のように述べた。
麻生氏「セクハラ疑惑の週刊誌報道だけで、セクハラがあったと認定して処分するのはいかがなものか。はめられて訴えられたのではないかなどと、いろいろな意見は世の中にいっぱいある。きちんと本人の人権も考え、本人と向こうの話と双方を伺った上でないとなかなか決められない」