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マックのポテトLサイズ、カロリーと脂質がトンデモナイ量になっていた

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 ところが、世界保健機関(WHO)では、5.0 g未満を推奨しているのです。仮に、「ポテトLサイズ」(1.5g)と「ビッグマック」(3.4g)を併せて食べると、それだけでWHOが推奨する1日の塩分摂取量に達してしまうのです。ちなみに、マクドナルドでもっとも塩分量の多い商品は「倍ダブルチーズバーガー」で5.4gです。外食をすると、塩分過多になる恐れがあるといわれるのがよくわかります。

 さらに、若い人の間で行われている「オプション」で気になることがあります。実は、マクドナルドでは「塩多め」と頼むことができるのですが、それをすると尋常ではないほど大量の塩を別の袋に入れて提供してくれます。特に揚げてから時間が経った「ポテト」は塩がなじんで味が薄くなってしまうため、塩を追加して食べる人が少なからずいるようです。そうなると、健康に危害を与える可能性が高まるほどの塩分量になる恐れがあります。

 また、脂質については、一日の必要摂取量は成人男性で55gほどですので、「ポテトLサイズ」の27.7gは、それだけで半分満たしてしまいます。総エネルギーの20~30%を脂質から摂取するのが理想とされています。脂質は1g当たり、体内で9kcalになるといわれているため、27.7グラムの脂質を摂取すると体内で249.3kcalになる計算です。「ポテト」のエネルギー量534kcalに照らしてみると、約47%に達し、やや脂質過多の食品といえます。

アクリルアミドとトランス脂肪酸


 もうひとつ気になるのは、発がん性が指摘されているアクリルアミドとトランス脂肪酸の問題です。アクリルアミドの発生は、原材料に含まれているある特定のアミノ酸と糖類が、揚げる、焼く、焙るなどの高温での加熱(120℃以上)により化学反応を起こすためと考えられています。マクドナルドのポテトは、一度揚げた状態で冷凍してから各店舗に配送され、そこでもう一度揚げてからお客に提供されるため、アクリルアミドが生成されるタイミングが2度あることになります。

 しかし、マクドナルドが公表している「ポテト」の製造工程によると、揚げる前に一度お湯にくぐらせているようです。その目的は余分な水分と糖を除去し「ホクホク感を出すため」としていますが、実は最近、お湯をくぐらせるとアクリルアミドの発生が軽減されるとの研究結果も出ているので、マクドナルドにとっては朗報といえるでしょう。

 他方、トランス脂肪酸についてはどうでしょうか。マクドナルドが公表しているところでは、「ポテト」に使う揚げ油は「牛脂とパーム油のブレンド」となっています。パーム油について農水省は、「トランス脂肪酸は低減できますが、すでに平均的にみてとりすぎの傾向にある飽和脂肪酸の含有量を大幅に増加させてしまう可能性」があると指摘し、さらに米国農務省(USDA)は、食品事業者にとってパーム油はトランス脂肪酸の健康的な代替油脂にはならない」とする研究報告を公表しています(農水省HPより)。

 こうして見てみると、マクドナルドのポテトをたまに食べたくらいでは、健康に害が生じるようなことはないと考えられますが、常食するのは避けるべきといえるでしょう。

 4月18日には、全国のマクドナルド店舗で239gの「グランドフライ」が発売となりました。塩分、脂質、アクリルアミドなど、当然、Lサイズよりは健康リスクの高い商品といえるでしょう。
(文=豊田美里/管理栄養士、フードコーディネーター)

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