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リコーの危機…8千人削減でも巨額赤字、「複合機メーカー」モデル崩壊、脱却策見えず

文=編集部
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成長分野への投資で出遅れ

 複合機・複写機の一本足打法が足元から崩れようとしている。リストラで解決できるほど生易しいものではない。

 過去にはM&Aをしているが、最近、成長分野には投資しておらず、ほかのメーカーより1周遅れの状態だ。

 ライバルのキヤノンは、デジカメと同様に複合機が大きなウェートを占めていた。東芝メディカルシステムズ(現キヤノンメディカルシステムズ)を買収。医療という成長カードを手に入れた。

 富士フイルムホールディングスは、デジカメの普及でフィルム事業が衰退。経営危機に立たされたが、がんワクチンの開発権を取得して新薬開発に取り組むなど、がんや再生医療への投資が活発だ。

 かつてリコーは複合機に特化して黄金時代を築いた。だが、ITの進化による書類の電子化、ペーパーレス化が進み、複合機メーカーはビジネスモデルが崩壊しつつある。それにもかかわらず、リコーは複合機から抜け出す方向性を見いだせていない。
(文=編集部)

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