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吉澤恵理「薬剤師の視点で社会を斬る」

撲滅宣言の「はしか」、なぜ沖縄で発症確認され全国に広がり?過去に感染でも安心できない?

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感染したら

 現在、麻疹の治療薬はなく、感染すればそれぞれの症状を抑える対症療法しかない。しかし、熱は下げすぎてもカラダがウイルスと戦えず、うまく抗体ができないという説もある。また、麻疹発症者と接触した後、72時間以内であればワクチン接種で症状は軽くなるといわれていることも記憶していただきたい。一般的には、感染・発症しても重症化する可能性は低いが、免疫力が低下している場合は肺炎や脳症などの合併症を起こす可能性がある。また、まれに麻疹治癒から数年後に中枢神経症状が現れるとことがある。やはり予防が重要な疾患といえるだろう。

 日本では、2015年に麻疹はなくなり撲滅宣言が出されている。近年の麻疹の発症者は、海外渡航後などがほとんどだった。そのため、麻疹のみのワクチンは備蓄が少なく、今回の騒動ですでに品切れだという。現在、麻疹ワクチン接種は、麻疹風疹の混合であるMRワクチンを受けることになる。やはりワクチンが品切れになる不安を感じるが、笹倉医師によると「国は、2020年をめどに風疹の撲滅を目指しているため、MRワクチンが品薄になる心配はないと思います」という。

 麻疹はワクチンで防げるため、必要以上に怖がることはない。また、普段から自己免疫力を高めるよう心がけたい。
(取材・文=吉澤恵理/薬剤師、医療ジャーナリスト)

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