西山美紀「貯蓄スキルの高め方」

スーツを帰宅後すぐにクローゼットに入れるのはNG?スーツを長持ちさせる「扱い方」

「gettyimages」より

「お金がなかなか貯まらない……」という悩みを抱えるビジネスパーソンは多いですが、なかには「スーツを適当に着ている」というケースはないでしょうか。

 スーツがよれよれだったり似合っていなかったりすると、相手に与える印象は悪くなりますし、自分の自信もなくなるもの。結果的に、仕事でうまくいかないこともあるかもしれません。また、せっかくスーツを買っていても似合わないものばかりでは、大切なお金をムダに使っていることにもなります。

 そこでおすすめなのが、ファッションのビジネススタイルをランクアップすること。周囲に与える印象がよくなり、自信がつき、仕事がうまく進むようになる可能性が大だからです。ゆくゆくは、収入アップや貯蓄アップにもつながるはずです。

「スーツのルーツは軍服にあります。まさに、男の戦闘服ともいえます」と語るのは、『一流に見える服装術』(日本実業出版社)の著者でスタイルアドバイザーとして活躍中のたかぎこういちさん。まさに、スーツはビジネスで闘っていくために必須のアイテムというわけです。

 本連載前回記事『30~40代男性が失敗しないスーツの選び方「6ポインツ・メソッド」とは』に続いて、今回はビジネスパーソンがお金をムダにせずにビジネススタイルをランクアップするための3つの「扱い方」について、たかぎさんに教えてもらいました。

1.自分だけの“専属スタイリスト”を見つける

 自分に合ったビジネススタイルを見つけるために、たかぎさんがすすめているのが「自分の気に入ったお店で、気に入った販売員を決めること」だそうです。

『一流に見える服装術 センスに関係なく「最適な服」が選べるスーツスタイルの教科書』(日本実業出版社/たかぎこういち)

「気に入ったお店があれば、なるべく集中的に通うのがおすすめです。アイテムを増やしていくとワードローブを覚えてくれるようになり、『これとこれがあるなら、買い足すとしたらこちらがいいのでは?』と無料のファッションコンサルティングをしてくれるようになります。もちろん、無料といってもアイテムのお代はかかりますが、販売員もお客さんとの間にいい関係性ができれば『だまして売ったれ! 在庫があるからこれも売れ!』なんていうことはなくなります(笑)。

 自分のテイストと合い、好みのファッションをすすめてくれて、さらに押し売りしないような販売員が見つかれば、いわば“専属スタイリスト”を見つけたも同然です。有名ブランド店でも、コナカやAOKIなどの量販店でもかまいません。『こっちのセール、次はあっちのセール』などとバラバラに買うよりも、ひとつのお店に絞ったほうが効率的です。さらに、専属スタイリストが見つかればムダのない買い物ができますし、自分に合った着こなしができるようになります」(たかぎさん)

2.靴への投資で大きな差がつく

 ビジネススタイルが大事といっても、かけられるお金には上限があるもの。では、一番お金をかけるべきものはなんでしょうか。正解は「」だそうです。

西山美紀/マネーコラムニスト・ファイナンシャルプランナー

出版社勤務後、2005年に独立し、FP資格を取得。単に貯蓄額を増やすのではなく、うるおいのある毎日のためのお金の使い方・貯め方について発信。Oggi、ミモレ、マリソル、LEE、日経DUALなどの女性誌・WEB等でマネーコラム連載、取材・執筆・監修等。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)、『はじめての積立投資・つみたてNISA・iDeCoもよくわかる!お金の増やし方』(主婦の友社)等。

Twitter:@writerN1225

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