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富士フイルムのゼロックス買収頓挫、古森会長は会見欠席で雲隠れ…日頃は熱いリーダー論語る

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ゼロックス、新CEOを任命

 ゼロックスは5月16日、大株主のカール・アイカーン氏が推薦したジョン・ビセンティン氏をCEOに任命したと発表した。アイカーン氏の投資会社のCEOであるキース・コッツァ氏が会長に就いた。つまり、アイカーン氏に極めて近い2人がゼロックスの主要ポストを占めたことになる。

 ビセンティン氏は米ヒューレット・パッカードやIBMに在籍後、複数のIT関連企業の顧問を務めた。18年3月からゼロックスの買収提案に関して、アイカーン氏のコンサルタントに就いていた。

 ゼロックスは延期していた株主総会を7月31日に開くことを決めた。

 助野氏は「アイカーン氏とダーウィン・ディーソン氏の持ち株が2人で15%程度」と指摘。「少数株主が指名し、実質的に支配する取締役会により、ゼロックスすべての株主が統合のメリットや価値を判断する機会を奪われれば、非常に残念だ」と述べたが、ゼロックスの経営陣が“反富士フイルムHD・反古森”に変質した現実を直視した発言とはいい難い。事態はもっと深刻である。

ゼロックスは入札実施へ

 ゼロックスの大株主で実業家のダーウィン・ディーソン氏は5月14日、同社の売却先を決める「公正な入札」を3~4カ月後にも実施する方針を示した。米ブルームバーグテレビに電話で出演して明らかにした。富士フイルムHDと共同出資する富士ゼロックスについて「今の条件では(合弁を)解消することになるだろう」と述べ、半世紀以上続く提携関係の見直しにも踏み込んだ。

 ディーソン氏は「我々がすぐに取り組むのは公正な入札だ」と明言。「私の経験では90~120日後。(今回は)90日より少しかかるだろう」と述べた。入札には「関心があれば、誰でも加われる」とし、富士フイルムHDも排除しないという立場だ。

 すでに複数の投資ファンドと協議を始めていることも明らかにした。
(文=編集部)

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