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日大・内田前監督、「名監督」「次期理事長」の名誉欲しさに反則指示か…アメフト関係者語る

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 だからこそ、内田前監督は井上前コーチを通じて、宮川泰介選手に「ケガをさせろ」という意味で「つぶせ」という指示を与えた――そう、この関係者は見ている。

「アメフトに限らず、ほかのスポーツでもそうですが、大きな目標を達成すると選手たちの間に満足感や達成感が芽生えてしまい、翌年に転落するケースが少なくありません。スポーツにおいて連覇が難しいのは歴史が証明していますが、『昨年の栄光を逃したくない』との強い思いを内田さんから感じていました」(同)

内田前監督は日大理事長の座も狙っていた?


 内田前監督はアメフト部を率いていた一方で、日大の常務理事という重責も担っている。日大グループにおけるナンバー2のポジションだ。5月23日に行われた記者会見で、内田前監督は学内に設置される第三者委員会の調査が終わるまでは常務理事の職務を一時停止して謹慎することが明らかになった。

「辞任」ではなく「謹慎」という処分に、「保身」の意図が透けて見える。アメフト部の部員は監督やコーチに絶対服従が当たり前であり、首脳陣、とりわけ絶対君主たる監督についてはマイナスとなる証言は出てこないと判断したのだろう。

 つまり、巨大組織たる日大のパワーや人脈をもってすれば逃げ切れると考えたのだろうが、この計算は見事に狂った。反則タックルの指示を頑なに認めない姿勢が日本全体の怒りを買い、今や部員たちも反旗を翻す事態に陥りつつある。

 23日の会見からの数日を見ても、その流れは明らかだ。翌24日には日大アメフト部の父母会が緊急理事会を開き、父母会会長は「(反則の)指示があったと聞いている」と語っている。また、現役部員たちからは、監督やコーチの“嘘を暴く”声明文を発表する動きもあると聞く。

 関東学生アメリカンフットボール連盟に加盟している各校は秋の公式戦での日大との試合を拒否する流れになっており、関学大は日大との定期戦の中止を発表した。また、関東学連の規律委員会は内田前監督に除名、井上前コーチに資格剝奪という処分を科す方針だ。

 八方ふさがりとなった内田前監督は心身の疲労を理由に入院しているが、その姿勢は、まるで証人喚問や追及から逃れる政治家や官僚のようだ。

「大学のナンバー2では飽き足らず、理事長の椅子も狙っていたと聞きますが、そのためにも、日大アメフト部をかつてのような栄光の座に導く必要があったのかもしれません」(同)

 この言葉を聞くと、今回の騒動に一貫して流れる内田前監督の“思惑”が見えてくるのではないだろうか。
(文=伊藤遥雄/ライター)

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