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『正義のセ』捜査のアラにネット上で指摘続出…事件モノなのに全話序盤で展開バレバレ

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『正義のセ』オフィシャルサイトより

 6月6日に放送された連続テレビドラマ『正義のセ』(日本テレビ系)第9話が放送され、平均視聴率は前回より0.5ポイント下がって8.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録した。最終回目前にして初の8%台落ちをしてしまったが、このまま盛り返すことなく終わりを迎えそうだ。

 主演の吉高由里子が演じるのは、猪突猛進型の新人検事・竹村凜々子。検察事務官・相原勉(安田顕)をはじめとする横浜地方検察庁港南支部のメンバーに助けてもらいながら、納得いくまで事件の真相を追い求めていくという“お仕事ドラマ”だ。

 第9話では、凜々子が痴漢事件の被疑者・村井直陽(東幹久)を起訴した後に真犯人が逮捕されたことで、村井の「冤罪」が発覚。「絶対に冤罪だけは出さない」と心に決めていた凜々子は動揺し、落ち込んでしまうが、港南支部の仲間や家族に支えられ、凜々子は事件の真相にたどり着く……という展開だった。

 村井は女子高生・杉本菜月(森高愛)に対しては痴漢行為をしておらず、これは真犯人の郷田慎伍(河野マサユキ)による犯行だったことが証明された。しかし実は、村井は別の女子高生・坂下あゆみ(AKB48・向井地美音)に痴漢行為を行っていて、凜々子はあらためて証拠を探し、見事起訴するに至った。

 同ドラマは、いつも序盤で流れがわかってしまうのだが、今回の「やっぱり村井は痴漢をしていた」というオチに至っては、序盤どころか前回放送された予告の時点で読めてしまったから笑える。なおかつ細かい部分は穴だらけで、あゆみが「制服は痴漢された日のままクローゼットにしまっている」と証言した瞬間、インターネット上にも「スカートに村井のDNAが残ってるはず」との指摘が相次いだが、ドラマ内の凜々子たちは後半まで気づかず、「なんで気づかないんだ!」とイラつく限りだった。

 また、女子校で痴漢被害者を探すシーンでは、生徒に配慮して男性の相原は離席し、凜々子が一人で聴取を行ったのに、あゆみの時には相原も同席していた。相原は、凜々子の“被害者を思って拳を握りしめる”という仕草を見届ける役割を持つようだが、違和感を残してまでその描写を優先する必要があったのだろうか。たとえば凜々子があゆみと別れ、相原と合流してから拳を握るといった流れでもよかったのではないか。

 そんなアラだらけの展開で、自己最低視聴率を刻んでしまった『正義のセ』は次週、政治家絡みの殺人事件を中心に展開するようだが、「なぜそれを最終回の事件にしたのか」と愕然としてしまう。政治家の圧力によって、検察庁全体の危機に陥るらしいが、今まで散々“薄っぺらい”内容を連発してきた同ドラマに、そこまで壮大なテーマは似合わない。むしろ今回のような“凜々子の危機”くらいがクライマックスとしてちょうどよかったのではないか。

 それでも、せめて最終回くらいは終始「どうなるんだろう」とハラハラさせてほしいものだ。
(文=美神サチコ/コラムニスト)

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