東京都庁の無料「絶景」展望室に外国人観光客殺到…ダイヤモンド富士も夜景も一望

ダイヤモンド富士も鑑賞できる

外国人観光客も多い

　この絶景スポットを、どれぐらいの人が訪れているのだろうか。都庁の担当部署にたずねると、2018年度は約210万人だったという。今年5月に開業6周年を迎えた東京スカイツリーの入場者数は、同じく18年に444万人（東武鉄道決算説明資料）なので、都庁展望室の人気ぶりは相当なものだ。最近は観光バスで訪れる観光客も多いという。はとバスの午前スタート全日ツアーにも都庁展望室が組み込まれている。

　新宿駅西口から徒歩十数分で、都営地下鉄大江戸線「都庁前駅」からはすぐ。周囲には京王プラザホテルやハイアットリージェンシー東京などがあり、外国人観光客にとってアクセスは抜群だ。これも人気スポットとなっている要因だろう。

「アクセスが良くて無料。そのうえ抜群の眺望を楽しめるのですから、多くの外国人観光客が訪れるのも当然です。2019年のラグビーワールドカップや東京2020オリンピック・パラリンピックに向け、訪問者はますます増えるのではないでしょうか。また、都庁展望室は富士山の撮影スポットとしても知られ、太陽が富士山の頂に沈む“ダイヤモンド富士”の鑑賞スポットとしても人気です」（観光ライター）

　新宿を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみたいスポットだ。

【展望室　開室時間】　
・南展望室　午前9時30分～午後5時30分（入室締切は午後5時）　第2・第4月曜日は午後11時まで
・北展望室　午前9時30分～午後11時（入室締切は午後10時30分）

（文＝山田稔／ジャーナリスト）