――マンガ『ブルーサーマル -青凪大学体育会航空部-』には県知事の推薦文が載っていましたが、どのような経緯で実現したのでしょうか。

埼玉 グライダーをご存じでしょうか。エンジンなしで上昇気流を捉えることで飛翔する飛行機で、いわば大きな紙飛行機のようなイメージです。『ブルーサーマル』は大学の体育会航空部が舞台の作品です。作者の小沢かな先生は、ご自身の部活動経験を基に描いています。

 一方、埼玉県には熊谷市妻沼にグライダーの滑空場があります。実際、作品のなかには熊谷市に実在するお店も多数登場しており、それらを舞台に大学生の恋愛、涙、笑いといった青春群像が描かれています。読んでみるととてもおもしろく、コラボすることになりました。このときはまず県知事に読んでもらい、埼玉県のPRにもなっているということでマンガの推薦文を寄せることになりました。単行本4巻の帯には「熊谷は暑いが、この漫画はもっと熱い!」という上田清司県知事の推薦コメントが載っています。ちなみに、県知事は昨年の「アニ玉祭」では『おそ松さん』のパーカーを着て出席しました。

アニメの聖地へ…さらに狙う進化

――今後の戦略や見通しを教えてください。

埼玉 昨年は、インターネット限定のアニメ『雨天の盆栽』とコラボしました。また、『ALL OUT!!』は神奈川県が舞台ですが、埼玉県熊谷市はラグビーの聖地ということもあり、ラグビーつながりでコラボしたということもありました。舞台が埼玉であればベストですが、今後は、「舞台が埼玉」ということにはこだわらない可能性もあります。

 アニメツーリズム協会が選定した「アニメ聖地88」には、埼玉県からも5カ所が選ばれています。アニメツーリズムを強化するには自治体が盛り上がることが必須であり、もっと広げていきたいです。

 そのため、地道にチャレンジを続け、アニメツーリズムで県全体を盛り上げていきたいと考えています。
(構成=長井雄一朗/ライター)

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