ビジネスジャーナル > 社会ニュース > 河野外相、野党のトンデモ要求を暴露  > 3ページ目
NEW
永田町の「謎」 現役議員秘書がぶっちゃける国会ウラ情報

野党が外相に無理な審議出席要請→8千万円かけチャーター便を用意→野党の質問は2つのみ

文=神澤志万/国会議員秘書

 結局、「衆議院改革はするけど、衆議院の優位性は残したい」ということなのでしょうか。しかし、そういう姿勢では参議院議員側が「参議院軽視だ」と憤慨するでしょうから、「溝は深まるばかりだなぁ」と思ってしまいました。

5000万円借り入れで注目の細野議員も登場

 そして、この会合には小泉議員以上に“話題”の議員も参加していました。細野豪志議員です。細野議員がマイクを持つと、たくさんのフラッシュが光り、目を開けていられないほどでした。

 昨年の衆議院議員選挙期間中、細野議員はJC証券という証券会社から5000万円の借り入れをしていたのですが、そのお金を収支報告に入れていなかったことで問題視されています。本人も認めているように、当時は創設メンバーとしてかかわっていた希望の党の運営について考えなければいけない時期で、個人的に借り入れを行い、選挙後に返済したようです。

 特に問題がないようにも思えますが、メディアが注目しているのはJC証券の役員に元国会議員が3人もいたからです。その3人とは、田村謙治氏(民主党→希望の党)、和田隆志氏(民主党)、松田学氏(日本維新の会→次世代の党→自民党)です。

 一部の報道には「元民主1名、元維新2名」とあったようですが、現在の日本維新の会と関係のある人物はいません。おそらく、細野氏を攻撃するために意図的に流したのでしょう。

 ただ、「本当に“借り入れ”だったのか」という疑問は残っています。3人とも元財務官僚という共通点も気になりますが、追及はマスコミの方々に任せたいと思います。

「パワハラ禁止規定」の提案に失笑も

 初会合では、ほかに「国会議員のパワハラ禁止規定を設けましょう」との発言もありました。場内からは失笑がもれ、みんな「心当たりがある」という顔をしていましたね。しっかり反省して、今後はパワハラを控えてほしいものです。もっとも、議員秘書によるパワハラもあります。あまりに日常的にパワハラが横行しているので、「永田町では相手を威圧するのが普通なのかな?」などと思ってしまい、感覚がマヒしそうな時期もありました。

 しかし、パワハラにしてもセクハラにしても、ハラスメント行為は絶対にダメです。「人の振り見て我が振り直せ」と常に自分に言い聞かせています。

『国会女子の忖度日記:議員秘書は、今日もイバラの道をゆく』 あの自民党女性議員の「このハゲーーッ!!」どころじゃない。ブラック企業も驚く労働環境にいる国会議員秘書の叫びを聞いて下さい。議員の傲慢、セクハラ、後援者の仰天陳情、議員のスキャンダル潰し、命懸けの選挙の裏、お局秘書のイジメ……知られざる仕事内容から苦境の数々まで20年以上永田町で働く現役女性政策秘書が書きました。人間関係の厳戒地帯で生き抜いてきた処世術は一般にも使えるはず。全編4コマまんが付き、辛さがよくわかります。 amazon_associate_logo.jpg

野党が外相に無理な審議出席要請→8千万円かけチャーター便を用意→野党の質問は2つのみのページです。ビジネスジャーナルは、社会、, , , , , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!